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2014年8月 3日 (日)

蝉と花火(後)

◆もうひとつ夏の風物詩に「花火大会」がある。隅田川、長岡、大曲、長野諏訪湖、土浦など伝統ある有名な花火大会から小規模な大会まで、ひと夏に日本全国数百か所で開かれている。我が家からも近くは酒匂川の花火大会が昨日あって、遠くは熱海、江の島辺りまで湘南各地の花火大会が各週末ごとに遠望できる。

2_2◆気になるのが、花火の値段だが、3号玉(直径約8.5cm)以下が数千円、4号(11.5cm)~10号(尺玉・約29.5cm)で1万円~8万円、複雑なデザインになると4万円~36万円。20号(58.5cm)~30号玉(88cm)になると、約55万円~150万円、40号玉(約1.2m)で約260万円。(いずれも単純構造の場合)。複雑なデザインだと数倍するらしい。
スターマインになると、最低51万円から最高ランク135万円以上になるものもあるという。「長岡の花火」の例によると、花火代」だけで1億1144万円かかったそうだ。スポンサーの寄付に頼らなければ到底成り立たない算段だ。


◆打ち上げ花火の製造には半年以上かかり、殆どの工程が手工業で、量産が不可能だという。また危険な業種でもあり、多くの花火業者は、地元に根付いた零細・中小企業で、製法技術は親の手から子の手へと伝える世襲制をとっている。
現在では安価な中国産花火が大量に輸入されるようになった。おそらく日本から製造技術を取り入れ、大量生産しているのだろう。我々が「ワッ!きれい!」と喜んで見ているものの大半は中国で作られたものと思っていいのではないか。


◆それらはともかく、夏を代表する「蝉と花火」。長い潜伏期間と長い製造期間。一斉に鳴いて夏を謳歌し、短い生涯を遂げる蝉と、一気に大輪の花を夜空に咲かせ、数秒後には、はかなく消えていく花火。どこか共通点を感じてしまう。(終り)

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コメント

 坊主憎けりゃ袈裟まで憎し・・・長崎港に揚がるあの美しい花火が中国産と思うと興ざめしてしまう。知らぬが仏でいたかったな~

確かな事は言えませんが、複雑斬新なデザインは国産、単純なものは中国産かな??

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