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2014年8月25日 (月)

内閣改造「吉」とでるか「凶」とでるか。

◆第二次安倍内閣は一昨年12月26日発足以来、今年8月17日には閣僚が一人も交代することなく600日を数え、同一内閣、同一閣僚の期間が戦後最長を記録している。これは一内閣・一閣僚を提唱した小泉内閣でもできなかったことで、実に明治時代の第二次山縣内閣(711日)に次ぐ記録だと云う。
長けりゃ良いと云うものでもないが、日本の内閣、特にその中の閣僚は猫の目のように目まぐるしく変わるという定評がある。前民主党政権では2009年9月16日の鳩山内閣発足から2012年12月26日野田内閣退陣まで、約3年3ヶ月の間に3人の総理大臣とその改造内閣も含め8つの内閣で多くの大臣が入れ替わり立ち替わり出現しては消えて行った。民主党のガバナンスの欠如の象徴だったとも云えよう。


◆安倍さんは来週、党役員と閣僚人事に着手するという。現在の内閣は人的結束も強く、政策的にも大きな破綻は無く、外交的にも対中韓に毅然とした態度を貫き、概ね整合性がとれて安定しているなどとして、支持率も従来の自民党内閣と比較すれば高めといえよう。では何故、改造するのか。自民党にはかつての長期政権時代と同様に、衆議院で当選5回以上、参議院で当選3回以上という入閣適齢に達した議員が目白押しだという。いわゆる大臣待望症候群というやつだ。

◆しかし、これらの党内事情に捉われて人事をやっていたのでは「先祖帰り」と言われても仕方あるまい。大臣病患者の要望を満たすのが目的なら、逆に彼らの能力不足から足元を掬われかねないことも十分にありうる。そう云う例はいやというほど見せられてきた。
特に対外関係で、外国と友好関係を築き、タフなネゴシエーションで国益を求められる外務・防衛・財務・通商関係の大臣は互いの信頼関係を築くため、多少の時間はかかる。やっと意思疎通ができるようになったと思ったら、「もう交代」では相手の国も「また一からの出直し」となる。日本はそれを何度も繰り返してきた。「人心一新のため」というが、現職よりよほど優秀な人材でなければ、むやみに交代させることが果たして国益に叶う事だろうか。


◆自分を総理にするために尽力してくれたとか、不満組の解消のためとか、そういう理由で人事をやっていたのでは、やがて昔辿ったように「野に下ること」になりかねない。また議員の方も、この分野に関しては誰にも負けないというスペシャリストを目指して、常日頃から自他ともに認める存在感のある人材に自己鍛錬することが肝要だ。そうすることが猟官運動に頼らずとも、おのずと大臣になる近道でもある。

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