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2014年8月 3日 (日)

蝉と花火(前)

◆朝から蝉の鳴き声がかまびすしい。喧騒に共鳴して、元気な気分になる時は、体調が良い時。逆に「うるさいな!」と思う時は、体がだるいか不調の時、セミの鳴き声が体調のバロメーターになってきたようだ。 
住んでいるマンションの前は国道で、アスファルトに覆われている。但し、歩道には松の巨木がまだ10数本残っているし、昔からの鎮守の森もいくつか点在し、大きな工場やレストランの庭には植栽された樹木がある程度で、緑地が多いとは言えない環境だ。
そんな状態なのに、騒音や排気ガスにもめげず、それらの樹木に取り付いて朝からクマゼミの鳴き声が響き渡る。


1◆関東地方に住んで50年以上になるが、九州でよく聞いたクマゼミの鳴き声が聞こえだしたのは、ここ5~6年前ではなかろうか。それにしても、あの大声で長時間鳴き続けるエネルギーはどこからくるのだろうか。
よく知られているのは幼虫として地下生活が3~17年、この近辺で最も多いアブラゼミは6年ほどらしい。成虫期間は1~2週間で、ようやく日の目を見たわずかな期間を、精一杯謳歌するためだと言われていた。しかし実際にはセミを飼育するのが難しく、1週間ほどで死んでしまうことからきた俗説で、自然状態では1カ月ほど生きているらしい。

◆また、種類によって鳴く時間、時期が異なっているのも面白い。クマゼミは午前中、アブラゼミやミンミンゼミは午後、ヒグラシやツクツクボウシは夕方と大体決まっているようだ。特にヒグラシが夕方「カナ、カナ、カナ・・」と寂しそうに鳴くのを聞くと、夏も終わりかなという感慨に捉われる。

◆日本では古来から、暗い土中から這い出し、木に上って存在感を示した上、やがて短期間で死んでいく蝉は、「無常観」を呼び起こさせる「もののあはれ」の代表だった。蝉の抜け殻を「空蝉」(うつせみ)と呼んで、「現身」(うつしみ)と重ね合わした。源氏物語の第三帖に「空蝉」の章があるが、最近では角田光代の「八日目の蝉」がドラマされ、映画にもなった。(続く)

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