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2014年7月14日 (月)

お酒にまつわる話

◆お酒の歴史は大変古く、民族が発祥するところお酒ありと言ってもよいくらい、世界各地にその地に合ったお酒が生まれ、発展してきた。もともと猿がいろんな果実を噛み砕き、木の窪み等にはき出したものが自然発酵してできたもので、それを人が飲んでみたのが酒の始まりという俗説もあるほどだから有史以前のものだったのだろう。古代日本でも巫女がその役目を努め「醸す」の語源になっているという説もある。

◆「古事記」や「日本書紀」には酒のことを単に「」(伎・岐・支)と書いている。これに尊称の意が加わって「みき」(御酒、神酒、造酒)になったと言われている。では「」がどうして「さけ」になったのか。文献上始めて「酒」が出てくるのか「万葉集」の額田王の歌「味酒(うまざけ) 三輪の山 あおによし 奈良の山の 山の際(き)ゆ (以下略)」である。しかし「」→「さけ」の事情を説明するものはなかなか無い。

◆古代においてあやしい生気を持った酒が持つ不思議な力を「」として尊んだためではないかとも謂われている。酒は神への捧げもの(生け贄の血にとって代わったもの)から、人の嗜む物に比重を移していった。「さけ」の語源については八岐の大蛇を酔わせて「裂き」殺したところから出たと言う説、風寒邪気を「裂く」という説、酒の古名「ささ」が中国の酒豪集団である竹林の七賢の竹の「ささ」からきたという説もあって、その「」と「気()」が合体したものとの説など種々謂われている。

◆しかし最近の研究では、栄え祝い、栄え楽しむの「栄え」からきたと言う説が有力らしい。日本で稲作が始まったのが縄文時代後期とされ、中国や朝鮮から稲作技術とともに米から醸造する技術も伝わったのではないか。そして各集落が「き(気)」を以って栄え祝うようになったのではないかと推測するのだが、これを裏付ける資料は見つかっていない。以上は「酒の研究家」中尾進彦氏の随筆を参考にしたものだが、酒は何も難しく考えなくとも、楽しく美味しく飲めればそれが一番。

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◆昔友人と飲んでいた時の話しである。一人が言った。「ヨーロッパでワインを造る時、大きな桶の中で若い娘(バージン)が素足でブドウを踏みつぶしてから造るそうだ」。もう一人が言った。「いや、そうじゃない。処女がブドウを噛み砕いて、ペッと吐き出したものから造るそうだ」。「おいおい、それじゃヨーロッパの娘さんは猿か?」(一同大笑い)、お仕舞い。



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