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2014年7月11日 (金)

墓地問題と自然葬への動き

◆昨日の続きでもあるが、最近では樹木の下に埋葬する公園墓地を造営する地方自治体も現れ始めた。文字通り土に還り、樹木の肥料となって緑化に役立つ仕組みだが、費用も安く済むので大変な人気だとか。ところが競争率が厳しく、当たるのも大変と聴く。海に散骨・散灰する自然葬も含めて人気はあるものの、事前に許可をとるなど周到な準備が必要らしく、簡単ではなさそうだ。

◆もともと「墓地・埋葬等に関する法律」では、「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に行ってはならない」(第4条)と規定され、刑法の「遺骨遺棄罪」の規定もあって、戦後は長く、散骨は一般的には違法行為と受け止められていた。しかし日本人には死生一如の死生観があるため、自然回帰への埋葬は抵抗なく受け入れられる下地があった。
1991年10月、神奈川県の相模湾沖で「葬送の自由をすすめる会」(NPO法人)が行った第1回自然葬は、こうした社会的な通念を破る「葬送の自由」元年の行為となった。


◆こうした自然葬への高まりには、いくつかの理由が考えられる。
即ち(1)お金ばかり掛かり、心のこもらない古い葬送の習俗、つまり葬式仏教とか金ピカ葬儀への批判。(2)日本社会の都市化、核家族化、少子化、高齢化への急展開などで墓の継承が困難になってきたこと。(3)火葬率が99%を超え、衛生上の問題がなくなり、葬送の方法が多様化していること。(4)環境対策として墓地造成に伴う自然破壊に批判が強まっていること、などが要因として挙げられるが、ボチボチお盆の季節が近づく。その前にこの問題を考えておくことも無駄ではあるまい。
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台風一過 青雲 7月11日4:00pm ナーム。


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