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2014年7月 8日 (火)

医療費の増加を考える

◆「健康・医療・介護」などをテーマとした番組が毎日どこかのTV局で放送されている。ある番組で医者同士が意見をぶつけあっていた。一人が言った。「医療費がこれだけ増えるのは健康診断の普及にある。少しでも数値が基準をはずれていると、まだ投薬・治療が必要でない段階で、早期治療と称して病人を作り出し、病院の診療報酬増加に結び付ける傾向があるからだ」と。もう一方の先生が曰く、「いや、国民皆健康診断によって、病気進行前に早期発見して、対処しているから医療費が安くて済むのだ。進行してしまってからでは今以上に大幅に増加するだろう」と。

◆素人から見るとどちらも正解に見える。しかし、国全体の医療費は右肩上がりで急上昇。個人的にも、古希を過ぎると何かと病院の世話になることが多いが、どこの病院も患者で溢れている。まるで病人だらけという感じだ。筆者も血圧の薬など5種類の薬と点眼液などを常用しているが、医師の話しではこれらは生涯続けなければならない云う。こうしてみると満身創痍の病人のように思えるが、健康には多少は気を遣い、体年齢は10歳以上若く、その他の数値も健康値を示している。但し、腹囲は公表できる数値ではないが・・。

◆平均余命の延びに比例するように、国民医療費は3年連続で1兆円以上増え、13年度には40兆円を突破するという。これは国民一人当たり30万円を超えた数字だ。厚労省の推計によると、年金を含む社会保障給付費総額(自己負担を除く)は25年度には149兆円。12年度比36%増え、同時期のGDPの増加率(27%増)を大きく上回る見通しだと言う。世界がうらやむ長寿国となった日本だが、経済の実力に見合った社会保障制度を作るという改革は、早くも後退の懸念が出てきている。

◆医療の進歩・発展が長寿を促し、人間の寿命が延びた。それ自体は喜ばしいことだが、その反面、昔であれば寿命や病気で亡くなっている人の命が、本人が望む、望まないに関わらず延命措置で活かされているという側面もある。
某県の某病院の話である。余命幾ばくもない患者が、野戦病院さながらに広い部屋にびっしり並べられたベッドでうめき声をあげている。看護師も手慣れたもの、数も少ない。院長は優雅にロビーで自動ピアノの演奏を楽しんでいる。毎日裏口からひっそり霊柩車が出入りしている。こんな病院も世の中にはあるんだと思い知らされた。


◆平均余命がきたら健康のままポックリ逝って、惜しまれつつ世の中に迷惑をかけない。それが理想的であるが、そうは旨くいかないのが世の倣い。人生の終局場面に遭遇したら、延命措置を止めて、安楽死の道を選びたいと思う。そのためには元気なうち言い残しておくべきなのだが、それが結構難しい。まだまだと思っているうちに、いつしか機を逸してしまう。
「安楽死」という問題に国民一人一人が、社会や国が真剣に取り組んでみる時期にきているのではなかろうか。

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コメント

 同級生のご主人の死にざまを聞いて感動しました。
前立腺癌が発症してから5年、全身に癌が転移していたそうですが、本人の希望で抗がん剤を止め、自宅療養にしたそうです。自力でトイレにいけなくなったら一切の飲料・食べ物を口にせず3日後に逝かれたそうです。痛み止めは自分で飲んで、一言も痛いも苦しいも言わず、従って家族の手は一切煩わさなかった。手術後のどんなにきつそうな時も、家族に病院通いへの付き添いさえさせなかったそうです。
 障害者の妹を施設へ入れ(お姑さんが亡くなられてから友人夫婦が面倒見ていた)相続対策をして、要するに遺族に一切の面倒を残さなかった見事さと、意志の強さに感動したのです。
 しかし、あまりの見事さゆえ、残された友人(妻)の悲しみは深かったのではないかとも思いました。
 死んで「やれやれ」と思われるのもどうかと思うけど、あまりの見事さも遺されたものは「悲しい!」
 死にざまは生きざまだというけれど、どちらも難しい!!!

いやー立派な生き方で、立派な死に方ですね。日本人がみんなこうであれば、医療費も少なくて済むんでしょうね。

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