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2014年6月22日 (日)

河野談話の検証結果に思う

◆小田原市内に河野洋平氏の邸宅がある。衆議院議長在任中は門の横に警察官が常駐し、警備に当たっていたが、議員を引退してからはその姿も見られなくなっていた。ところが例の従軍慰安婦問題に関する河野談話が再びクローズアップされると、5月19日自宅前で64歳の男が銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された。犯行の動機は「刃物で自殺して、河野洋平に抗議するためだった」と供述した。その頃から再び警察官による警備が再開された。

◆いわゆる従軍慰安婦問題を盾に、韓国の日本に対する攻撃は留まるところを知らない。言うまでもなく1993年の河野談話に端を発し、ことあるごとに謝罪と賠償を求め、従軍慰安婦少女像を世界各地に建て、日本叩きキャンペーンを繰り広げている。あまりの執拗さに安倍政権が「河野談話の作成過程を検証した」ことは遅すぎるほどだったが、菅官房長官は有識者による当時の両国のやりとりを報告書にまとめ国会に提出した。不思議なことに事実を発表しておきながら「河野談話の見直しはしない」と表明。「韓国は今になって、ああだ、こうだと騒いでいるが、事実はこうだったのだ」ということを察して欲しい。蒸し返してことを荒立てるのは本意ではないということらしい。

◆河野談話は日韓間に横たわる戦後の負の負債に対して、「とにかく事実究明よりも日本政府の真摯な姿勢を示す事で、韓国の理解を得て互いに良好な未来関係を築こう」という発想だったのだろう。河野氏は正直な政治家だった。日本のために良かれと思って進めたのだろう。ところが韓国は鬼の首でも獲ったかのように、その後の日韓関係を優位にするためのカードとしてフル活用した。日本でも河野氏に対し、「媚中派、自虐史観の持ち主、日韓関係をこじらせている元凶」などと批判が絶えず、河野談話そのものを問題視する発言は以前からあった。日韓外交という観点から見ると、いかに日本人がお人好しで、韓国がしたたかであるかを物語っている。しかし、今更河野氏を責めても始まらない。

◆韓国は河野談話作成過程において、日本政府に対して再三添削させて、事実上の「共同文書」であったことを暴露され、検証作業そのものを強い調子で批判した。これが国際社会で認められれば、韓国が今までPRしてきたことへの信ぴょう性が揺るぎかねないからだ。そのため元慰安婦に関する資料を世界記憶遺産に登録申請する準備を加速させるなど日本批判をエスカレートしようとする。韓国は今まで河野談話を拠り所に日本批判を繰り返してきた。ところがその河野氏は、今回の政府検証の結果は「足すべきものはなく、正しく全て書かれている。引くべきこともない」と妥当であると述べた。つまり、韓国は拠所とした河野談話そのものを否定するという自己矛盾に陥ってしまった。

◆世界には日本が慰安婦問題で、国際人道法に違反するという誤った(誇張された)イメージが浸透している。これを払拭することは容易ではない。日本政府は今回の検証結果を公式見解として発信するとともに、世界のオピニオンリーダー達に個別に接触し、理解を深めたうえで、彼らの口から世界に発信してもらう方が早道ではなかろうか。

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