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2014年6月14日 (土)

日本のマス・メディアの報道体質

◆6月11日、東シナ海上空の日本の防空識別圏内で、(後に中国が勝手に設定した識別圏と重なる)自衛隊偵察機2機に、小型ミサイルを搭載した中国軍戦闘機が最短で30mまで異常接近したことが報じられた。これは5月24日に引き続き2度目の危険行為で一歩間違えれば紛争に発展しかねない大変な事態だった。

◆これに対し中国国防省は「自衛隊のF15戦闘機2機が約30mまで異常接近した」と、全く逆の発表をし、日本側の発表を虚偽と主張した。しかも過去の中国機の防空圏侵犯の際の自衛隊機のスクランブルの映像を持ち出し、実際は100mだった映像を拡大して捏造報道した。5月24の異常接近も含め「謂われのない中傷で、国際社会を騙し、地域の緊張を高め、黒を白と言いくるめる悪質なやり方だ」と避難した。何と、日本が言うべき正しい主張を、間違った国が先に発表するという何ともはや恐るべき感覚だ。事情を知らない自国民や第三者を意識した宣伝戦の一環であることは確かだろう。

◆また南シナ海・西沙諸島の中国の違法石油掘削現場で頻発する中国とベトナムの衝突に関して、ベトナムのメディアはトンキン湾で操業中のベトナムの漁船が6日、中国船に体当たり放水され、損傷したほか沈没したと報じた。これに対し、中国報道官は記者会見で「衝突はいずれもベトナム側からのもので、計1574回に上ると主張した。ベトナム漁船に体当たりして沈没させたことは世界中に配信されていると云うのに「ベトナム・メディアがウソを言っている」と主張。どこまで、虚偽と欺瞞と謀略の国なのか。権謀術数は4000年経った今でも脈々と引き継がれている。

◆問題なのは報道の公正・公平の旗印のもと、日本のマス・メディアは往々にして、中国報道官が発する情報を単に事実としてそのまま報道していることだ。マスコミの責任として、その言っている内容が事実がどうか裏付け調査する必要はないのだろうか。単に中国当局の声明をそのまま口移しに報道することは中国の宣伝戦の方棒を担いでいるようなもの。何も知らない人は、事実なのかと思いこみかねない。それこそ中国の思う坪で、敵の戦略に知らず知らずに加担していることになるのではなかろうか。

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コメント

まさか日本人が中国の報道を鵜呑みにすることはないと思いますが、他国、特に世界のニュースが正確に報道されない国(中国、北朝鮮、ロシア外非民主主義国)では誤解されかねませんよね。日本人は自己主張が下手、間違った奥ゆかしさ、事なかれ主義、報道関係者も不甲斐ない。正しいことなら堂々とはっきり主張すべきですよね。

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