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2014年5月11日 (日)

中国七つの大罪(後編)

(5)民族及び人権侵害の罪・・・中国はその長い歴史の中で、周辺の異民族を侵略・併合・同化してきた。しかし未だチベット自治区、新疆ウィグル自治区では同化政策を嫌い、民族の人権を求めて紛争の種は尽きない。それどころかますます燃え盛り、暴動が頻発する。中国当局は「すべてテロ活動だ」とウムを言わせず、力付くで抑え込もうとする。即ち根絶やしにして、漢民族だけの国にしようとしているのだ。
中国の法律とは基本的に統治のための道具。統治者も含めてルールに従う「法の支配」とは全く異質、「独裁政党のための敵を叩く武器に過ぎない」とある北京の知識人は声を潜めて云う。1960年に自由や平等を訴え「反革命」の罪名で逮捕・投獄され、8年後に銃殺された林昭という女性がいた。近年人権擁護を訴える人達のカリスマ的存在になった。4月29日の命日に墓参のため約100人の人達が集まった処、100人の警官が現れ、用意した2台の大型バスに押し込んだという。この国は「墓参りも出来ない国になった」と怒りを露わにする。


(6)環境悪化バラマキの罪・・・中国は社会主義を標榜しながら、資本主義も真っ青になるほど利益追求にまっしぐら。自己に都合の良いところだけを取り入れて。富国強兵策はおおいに成功したかに見えたが、その陰で貧富の格差は拡がり、環境問題は悪化の一途。自国民の健康問題だけではなく、PM2.5は海を越えて日本にまで影響を及ぼしている。かつて公害問題に苦しみ、克服した日本と云う模範的な隣人がいながら、中国産の諺「他山の石」を活かすことなく、同じ轍を踏んでいる。このまま「百年河清を俟つ」ことになるのか。

(7)誇大中傷宣伝の罪・・・習近平氏はドイツを訪れ「ドイツが歴史の責任に誠実に対処したのに比べ、日本は過去を清算しないばかりか、靖国神社参拝を引き合いに出し、戦争を美化しようとしている。日本が見習うべきはドイツだ」と日本の悪印象を植え付けようと喧伝している。当初ドイツはこの意見に同調していたが、次第に、中韓がドイツを引き合いに出す事を警戒するようになった。「歴史問題で中韓に政治利用され、対立に巻き込まれることは得策ではない」との判断が働いたようだ。
習近平はドイツでの講演で「日中戦争の中国人犠牲者は3500万人だった」と述べた。この数字、次第に独り歩きして自己増殖したようだ。日本は日中戦争から太平洋戦争にかけて全戦没者総数は310万人。内訳は軍人・軍属が約230万人、空襲や原爆で犠牲になった民間人が約80万人だったという。日中戦争勃発(1937年)から終戦まで8年余。この8年間で3500万人の中国人が犠牲になったとするならば、年平均438万人を殺傷した計算になる。一方旧満州・中国で戦没した日本人は民間人を含め、約711千人。いくら「白髪三千丈」の国とはいえ、誇大中傷も甚だしい。こう云う嘘を平気で言う国が信用に値するだろうか


【終りに】 現代中国の七つの大罪を言及してきたが、この他にも中国発バブル崩壊とそれを引金とした世界不況発生という最大の危機が恐れらている。
中国問題の全ての根底に「唯我独善」、我のみ正しい、中国共産党の指導こそがルールだという考えがあるようだ。そのルーツは2200年以上昔の「中華思想」に遡る。この体質は一朝一夕に改まるものとは思えない。しかし、巨大中国も縷々述べてきたように内外に亘る大きな矛盾を内包しており、「唯我独善」のままでは立ちいかなることに気付いたのか、「世界標準」を取り入れようとする姿勢も僅かながら見え始めた。(本稿終り)
 (*資料:読売新聞・ウィキペディア等)

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