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2014年4月 5日 (土)

小学校教科書検定問題

◆日本の小学校社会科教科書検定で、竹島と尖閣諸島を初めて「日本固有の領土である」と全出版社の教科書が明記した。案の定、韓国と中国が猛反発、「挑発の水準を引き上げた」と抗議した。そのこと自体は驚くに値しないが、まだ日本の教科書が「我が国固有の領土である」と明記しなかったことの方に驚きを隠し得ない。
何で今頃なのか、歴代の内閣は騒ぎを恐れて明確に表記してこなかったのか。少なくとも昭和27年の李承晩ライン設定の時から、不法占拠であることを明記してこなかったのだろうか。最近の教科書の動向は知らないが、詳しい歴史的経緯を教えてこなかった為、日本の中高生が韓国・中国の中高生と議論するとき、何ら反論できないケースが多いと聞く。


◆日本は戦後、過去の侵略の歴史を批判するあまり、過度に自虐的になり過ぎてこなかったか。多くのマスコミは自国の防衛を論ずる時でも、すぐ右傾化だの軍国主義に繋がるだの、批判することが正義の味方だと謂わんばかり主張してきた。もちろん平和憲法は絶対であるが、現在の国際情勢は一国平和主義がそのまま罷り通るような単純な構造ではない。中・韓との諍いを恐れ、友好第一、事勿れ主義でやってきたことが、彼らが国力を強めてきた今日、付け入る隙を与えてしまったのではないか。過去の侵略した過ちをいくら詫びたところで、彼らの国内世論対策のため、日本敵視策を利用し続ける。間違った(または誇張した)歴史を子供達に教え続けてきたため、今になって日本が正しく、当然な事を教科書に記述しても、自分達の過去の教えて矛盾するため、異常反応を示す結果になってしまうのだ。

◆小学生だった頃、「朝日少年年鑑」を買ってもらった。そこに戦前と戦後の二つの日本地図が対比して載っていた。1941年頃の日本の最大版図では、北は樺太の南半分、全千島列島とアリューシャン列島の西半分、さらに満州、朝鮮半島、台湾、東南アジア、南方諸島・・すべて赤く塗られていた。「何という広さ。日本はなんて凄かったのか」と思う反面、こんなに広げて、統治して行けると思ったのか。かなり無理して多くの国に迷惑をかけたのではないのかと率直に思った。

◆そして、もうひとつの戦後の日本地図。北海道から九州まで、何と日本は狭いのか。戦争に負けるということは領土をなくすことなんだと子供心に実感したものだった。その地図は北方4島と沖縄が赤く塗られていたかどうか覚えていない。昭和29年か30年頃発行の子供向け年鑑だった。
中国・韓国とは、戦前の日本及び戦後の平和日本と中・韓との客観的事実に基づく共通認識の上で、お互いの教科書を作成し、子供達に正しく教えることが将来の両国関係に資する原点になるのだが、ことはそう簡単ではない。

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