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2014年3月24日 (月)

「鶴竜」第71代横綱に

◆モンゴル出身の力士「鶴竜」が春場所で優勝を果たし、第71代横綱に昇進することが確実になった。これで第68代「朝青龍」、第69代「白鵬」、第70代「日馬富士」に続いて、モンゴル出身横綱が4代続けて誕生するという、大相撲史上希有な状態となった。しかし、必ずしも悲観することはない。日本人力士に奮起を促すことでもあり、相撲がより国際的になって、日本の伝統文化が世界に拡がることにも繋がっていくと考えよう。

Fotosutanndosumo71 ◆モンゴル出身力士は現在まで計53名に達するという。そのうち横綱が4名。最高位が関脇・小結になった力士は旭天鵬、時天空、旭鷲山、白馬など4名。十両以上の関取になったものは半数ほどいるのではなかろうか。2012年の5月場所では、横綱・大関陣が総崩れ、誰もが「日本人力士の6年振りの優勝」をと、12日目まで単独トップだった希勢の里に託したが、終って見ればモンゴル出身の最古参力士、平幕の旭天鵬が涙の初優勝を飾った。入門21年目、37歳8ヵ月での初優勝も最年長記録だった。どうしてモンゴル力士は強いのか。

【育った環境・身体的特徴】
幼少時から日常的に飲む馬乳酒によってつくられる、「骨太な体」。自転車代わりに馬に跨り、草原を走ることで身に付く「バランス感覚」。相撲は相手のバランスを崩す競技だが、幼い頃から裸馬を乗りこなすモンゴル人は、自然に体の均衡を計れる身体能力が備わっていったと専門家は言う。

【ハングリー精神】 現役大横綱白鳳は言う。「日本でも初代若乃花さんや、大鵬さんたちは親を助けて子どもの頃から海や山で働くことによって、足腰のバネが鍛えられていた。今までのモンゴルも、昭和の初めの日本のようだった。しかし、昨今は日本と変わらない。民主化されてから豊かになり、馬に跨る子どもも少なくなった。家の中でテレビゲームばかりやっているから将来的にはどうなるか」と。

【相撲に対する取組む姿勢】モンゴル力士の殆どが、入門時はヒョロヒョロしていて、本当に大相撲の世界でやっていけるのかと思われるほどだったという。しかも見知らぬ土地に来て言葉も習慣も異なる相撲部屋に入り、先輩や親方のシゴキに耐え抜き、精神的にも肉体的にも相撲の世界に順応していった。中には幕下止まりで終り寂しく去っていったものも多いと聞く。しかし幕の内以上の関取になったものは愚直に相撲を学び、努力に努力を重ねて、今の地位を築いたのだろう。また、彼らに共通するのは、いわゆるブヨブヨのアンコ型はいない。筋肉質の体の上に、相撲に適した安定的な下半身の体型に作りあげていったアンコ型の力士は自分の体重に負けているように思う。
来日して1年ほどで日本語を覚え、相撲の精神を学び、日本人以上に日本人的になったと言われる白鳳日馬富士。新横綱になる「鶴竜」は最も地味で、三役止まりか、大関止まりかと言われ続けたが、ワンチャンスをものの見事に捉えた。しかも最も日本語が旨いにも拘わらず、口数も少なくシャイなところは日本人そのもの。28歳と決して早い方ではないが、大器晩成の横綱誕生。まずはおめでとう。日本人としては「遠藤」に期待するしかないか。

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