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2014年1月26日 (日)

おかしな東京都知事選

◆東京都知事選が3年続けて行われている。都知事選と云えば準国政選挙と位置づけられ、注目度も高く、今後の政治に与える影響も大きい。ところが、有権者の判断の基準になる「候補者による討論会」が実施されていない。後出しジャンケンのセオリー通り、最後に立候補を表明した細川護煕元首相が、討論会に消極的で「単独運動」を優先し、なかなか実現しないようだ。極めて異例のことで、対立候補者の一人から「政策論争に自信がないからだろう」と揶揄されている。
◆細川氏を後押しする小泉元総理も「脱原発」で合致し、得意の「シングルイシュー」選挙で「YESかNOか」の二者択一に持ち込もうという算段だろう。二人とも人気取り政治には自信があるようで、都政に関わる様々な政策論争は余計な事、つまり「脱原発、原発即ゼロ」を唱え続ければ、票は集まると踏んでいるのだろう。まさに柳の下の二匹目のドジョウを狙っているようだ。これでは都民は二人の元総理に馬鹿にされていると言えないだろうか。
◆細川氏は周知の通り肥後細川家の第18代当主。御輿に担がれやすい。1993年8月、政治改革を最大の使命として掲げ、38年間続いた所謂「55年体制」を打破した。自民党を割って出た小沢一郎の画策により、衆議院初当選ながら(参院は2期務める)、8党派からなる非自民政権を樹立した。内閣支持率は70%と空前の高支持率となった。ところが早くも連立各党の政策調整に難航した。そして翌年2月、当時の大蔵省と小沢氏の策略に乗って、消費税を3%から7%に引き上げる国民福祉税構想を発表した。有名な深夜の突然の記者会見である。これには与党内からも反対の声が湧き起こり、挫折した。さらに佐川急便借入金問題が発覚、自ら政権を投げ出す形となり、わずか8ヵ月の短命内閣に終わった。
◆ここから見えてくるものは、スマートさや見かけの良さを売り物に、ムードに乗って勝ち馬に乗るのは上手だが、政治家としての信念や哲学があるのか甚だ疑問だ。周囲の空気が読めず、役人や一部の実力者に利用されやすい。これ、即ち代々続いた「殿さまのDNA」だろうか。

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