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2014年1月29日 (水)

日本軍国主義論の虚妄 (1)

安倍総理の靖国参拝に対して、中国と韓国が異常なほどの反発を示し、欧米からも失望したとの声があがった。しかし、このことがそれぞれの国民に直接・具体的に何か不利益を与えただろうか? 生活が苦しくなったとか、日本の武力の脅威に晒されたとか。
中韓の首脳は「靖国参拝によって、精神的苦痛を与えられたとか、日本が過去の侵略戦争を美化し、歴史の事実を歪曲しているとか、被害者の恨みは千年経っても消えることはできないとか・・」あること無いこと、口汚く罵る。そればかりか、世界各国に向けて対日批判キャンペーンを針小棒大に繰り広げている。

だが、本心からそう思っているのだろうか?多くの民衆の本音は「よその国の出来事だ。騒いだところで何のメリットもない」と分かっているのではないか。首脳たちの本音は「日本は平和主義国家であることは分かっている」が、「過去の政権が批判を続けてきたし、親日即売国奴と反日教育をしてきた手前、言い続けなければ正統性が保てない」からではないのか。むしろ絶好の日本叩きの口実を与えられたと喜び、日本の地位を貶しめる有効な手段として、外交カードにフルに活用しようとしているように見える。

世界各国に第二次大戦の悪夢を思い起こさせ、「日本はこんなに悪役の国だ」というイメージを植え付けることが目的。それが次第に各国に浸透し、中・韓の思い通りになっているように思える。中国は武力による威嚇に止まらず、外交面の正当性を誇示するため、外交戦にも勝利しようと戦略的に情報戦を展開している。
中国という国は2800年前の春秋戦国の昔から権謀術数に長け、その実力は世界一だろう。これに対し、日本は「舌先三寸」を嫌い、「沈黙は金なり」、「男は黙って勝負する」、「陰徳あれば陽報あり」、「お天道様は見ている」などを美徳として教え育ててきた。

こうした口撃戦を展開するならば、日本など赤子の手を捻るようなもの。本来なら、欧米の民主国家は現在中国で起きている人権問題、例えば中国の憲法で認められている正当な人権擁護の訴えである「新公民運動」提唱者の「許志永」氏に4年の実刑判決を言い渡したが、こういう現実に見える形のものこそ、糾弾して然るべきなのに、批判の矛先は中・韓の口車に乗せられ、ありもしない日本の軍国主義復活という虚妄を拡大して、世界の眼をそこに向けさせている。これら一連の動きに対して、日本は切歯扼腕しているだけでいいのか?(続く)

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