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2013年11月25日 (月)

文化の香りに浸る

雲ひとつない小春日和の日曜日、秋にふさわしく文化の香りに浸るのも一興かと、上野の東京国立博物館平成館で開かれている特別展「京都洛中洛外図と障壁画の美」展を観賞してきた
◆大きく分けて、第一部:室町時代後期から江戸時代初期にかけての都の姿を俯瞰図で描いた「黄金の洛中洛外図屏風」展。国宝1点、重文6点の計7点。 浅学菲才の見なれば、これほど多くのものが現存していることすら知らなかった。
次に第二部:「障壁画の美」がテーマで京都御所、龍安寺、二条城にあった大小およそ150点に上る作品が展示されていた。中には、この日のためにアメリカ・メトロ美術館やシアトル美術館から里帰りした作品もあった。しかしこれらの作品の感想は後日に譲るとして、最も感動した企画展に述べたいと思う。


◆実は「黄金の洛中洛外図屏風」展示室から「龍安寺の障壁画」展示室に移動する途中に設けられた巨大な横長のスクリーンに目を惹かれた。いわばこの特別展の付録のようなもの。全景に龍安寺の有名な石庭とそれを囲む築地、その築地の向こうには桜、楓などの数種類の樹木。枯山水の向こうに四季を彩る樹木が配されている構図が映し出されている。

◆ところが見ていると、枝垂れ桜が次第にピンクに色づき、さらに木々が次第に若草色に芽吹いてくる。背景に小鳥のさえずりが聞こえ、木の葉が緑色を増していくと、雨が軒を伝って音を立て、滴り落ちる。雨があがると、ジリジリした太陽が葉を照らし、蝉の声がにぎやかだ。そうこうするうちに木々が色づき始め、黄色、深紅、橙、緑が錦を織りなす。また次第に色褪せ、木枯らしの音とともに落葉樹はすっかり枯れ木に変わる。そして白いものがフワフワ舞いだした。もともと白い小石で覆われた庭が、背景と一体となって雪景色に変わる。そしてまた春の芽吹きのシーンに戻ってくる。

◆なんと、龍安寺の1年間を書院の一点に座って、じっと見つめている形になるのだ。それもわずか10数分で季節の移ろいを肌で感じることができる。こうして凝縮したものを見ると、何て日本の四季って素晴らしいのだろうと改めて感じ入る。この素晴らしいソフトの裏を調べてみると、フルハイビジョンの4倍の解像度を誇る4K方式のカメラ4台で1年間に亘って撮影。
柱などはCGでカットするなどの画像処理をして、放映は3台の映写機で同時に行う。当然継ぎ目などのアナログみたいなものは無い。なんと凄い技術なんだろう。ソフト面にも増して、ハード面にも素晴らしい日本の技術に嬉しくなった次第。

Dscf0210
上野の森の公孫樹

Dscf0212 
東京国立博物館


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