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2013年10月22日 (火)

台風襲来に思う気候変動

◆台風26号が伊豆大島に大災害をもたらし、まだ行方不明者の捜索中であるところに、立て続けに27、28号が発生。同じようなコースを辿ると予想されている。過去に年間30個の台風が発生した例も無くは無いようだが、それにしても今年は異常に多い。やはり海水温の上昇と密接に関連しているらしい。北海道ではシャケの定置網に暖かい海で獲れる鰤がかかり、大漁で喜んでいる半面、本来のターゲットではないことに複雑な表情の漁師たち・・。

◆北極海では1990年代後半から、海氷面積の減少が急激に進み、昨年は観測史上最小面積を記録したという。最新の報告では「温暖化対策を行わなければ、今世紀半ばまでに北極の海氷が完全になくなる可能性が高い」と予測している。
一方、北極海の氷がなくなれば北極航路の通行が容易になって、経済効果をもたらした上、北極海の海底資源の開発が進むと喜ぶ国々がある。ところが人間の行きすぎた経済活動が地球環境の変貌をもたらしているという事実、その反動として自然はどういうシッペ返しを引き起こすのか、少なくとも気候変動は徐々にではあるが大きな動きとなって全地球的に及んでいる。喜んでばかりいていいのか、大きな疑問だ。


◆温暖化で海面はどこまで上昇するのか?北極海の氷が全部溶けたとしても海面上昇には殆ど影響しない。何故なら氷の体積の大部分は海水面下にあるからだ。しかし、北極海の氷が溶けるということは、南極とグリーンランドの陸地を覆う氷床や山岳部分の氷河が溶けだし、海に流入するということに繋がる。現に、5年前、南極の陸から海上に突き出た巨大な棚氷が切り離され、1カ月で400平方キロの氷が消えた。南極ではこうした棚氷の崩壊が近年相次いでいるという。

◆気候変動に関する国際機関は温暖化対策をとらなければ、今世紀末の平均海面水位が2005年までの20年間と比べて、最大82㎝上昇すると予測。前回予測した59㎝より大きく上回った。気候変動の大きな要因として大気中の二酸化炭素濃度の上昇が挙げられるが、地球には限界があって、それだけ見ていればよいというものではない。「海洋の酸性化」、「窒素とリンの循環」、「成層圏のオゾンの減少」など九つの分野で「限界点を」超えないようにする必要があるとスェーデンの研究機関が発表した。未来に負の遺産を残さないためにも国のエゴを抑え、共同して取り組まねばならない課題だと思うのだが・・・。

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コメント

 昨日だったかしら? TVで世界の先住民を取材したものを放映してましたね。ご覧になりましたか?
 先祖代々の生活様式を変えず、自然と共に生活している。その人たちに共通しているのは、地球は奪ったり傷つけたりするものではなく、育てるもの、未来の人たちからの預かり物と考えていることです。現代人は目先の便利さと経済優先で地球環境を壊しすぎています。本当に何時かしっぺ返しを食うでしょう。未来の人類に申し訳ないと思います。

 それにしても、元首相の小泉さんは今原発ゼロを発言しているようですけど・・・無責任ですよね。
原発推進した責任を、「専門化の言うことを信じていた」で片付けるなんて。反対意見を唱える専門家の意見ももっと真剣に聞くべきだったでしょう。自分なりに真剣に考えるべきだったでしょう。
郵政民営化もそうだったけど、あの人の頭は単純なのですね。
 

人間は自然界の動物の一種で、か弱い存在だった。それが二足歩行を得て脳が大きく発達し、他の動物とは異なる文明を産み出した。と同時に心臓病、腰痛等など、現代病の根源的な原因を併せ持つようになった・・というシリーズ番組でしたっけ。
小泉さんの原発ゼロ発言、確かに「今になって」と言う感がありますね。核のごみ処理問題は専門家なら分かっていたはず。それらを正確に伝えないで、平和利用だ、経済的だとばかり植え付けてきた学者、政治家、経済界の連中に大きな責任があります。「責任取れ」と言ったって始まらない。ごみ処理施設をどこに造るか。小泉氏は「原発ゼロ」だと主張するなら、どこにどう最終処分場を造るか具体案を提示しなければ、単なる一般庶民と同じレベルではないでしょうか。シンプル・ブレイン・ザ・ベストなんでしょう。

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