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2013年9月23日 (月)

日・中間の核心的問題(1)・・核心的利益とは

◆中国は核心的利益という言葉をよく使う。 核心的利益とは何か? 中国イコール中国共産党のこと。言うまでもなく、中国共産党にとって絶対に譲歩できない国家的利益のことを指す。この核心的利益は大きく分けて三つある。
(1)国家の基本制度と安全の維持(国家即ち共産党一党独裁体制の安全維持)
(2)経済社会の持続的で安定した発展(共産党政権下での経済の安定発展)
(3)
国家主権と領土保全
 ・台湾問題 
(台湾は中国の一部、いずれ併合しなければならない存在)
 ・チベット独立運動問題
 ・新疆ウイグル自治区独立運動問題
 ・南シナ海(南沙諸島、西沙諸島、スカボロー諸島)の
領有権問題
 ・東シナ海
(尖閣諸島)の
領有権問題
 
(昨年辺りから尖閣問題に核心的利益と使いだした)


◆(1)と(2)に関しては、国内の貧富の格差や役人の汚職問題などで、民衆のデモが頻発する傾向にあるが、強力な警察や軍隊の力でネジ伏せてきた。また汚職追放に尽力していることをアピ-ルすべく、元党政治局員の薄煕来に無期懲役の判決を言い渡した。今後もそれらは硬軟取り混ぜ、維持されていくだろうが、国内問題で今後の大きな懸念材料となるのが、環境問題だ。対応如何によっては政権維持に不安定をもたらすかもしれない。

◆中国が言う「核心的利益」とは、どんな代償を払ってでも譲歩できない外交領土問題の事であり、武力行使も辞さないと言う意味が込められている。従ってどんなに国際的に非難が集まろうとも、絶対に引くことは無い。その証拠に南シナ海の領有権問題は周辺諸国の抗議、抵抗を排除して、着々と実績作りに邁進している。実質的占有を続ければ領有権の根拠になるからだ。

◆法も正義も力の前には無力であることを中国自身がよく承知しているからだろう。中国の自信の裏付けとなるのが、米露に次ぐ、核保有大国であり、国連常任理事国として中国だけでも拒否権を行使できる立ち場にあることだ。さらに、近年、空母、無人偵察機など着々と最新の軍事力で強化し、実力はともかく米・露とも対等に渡り合える力を蓄えてきていることに他ならない。(続く)
 

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