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2013年7月 1日 (月)

今日から7月(富士山世界遺産)

◆早いもので今年も、折り返し地点を過ぎ、今日から7月。世界遺産に登録された富士山も今日が山開きで、大勢の登山客が押し寄せている。
今回の登録は長嶋茂雄氏の国民栄誉賞受賞に似ている。何となればどちらも遅すぎた感があるからだ。自然遺産ではなく、文化遺産で登録されたところに意義がある。
確かに富士山は古くから信仰の対象であり、芸術文化の源泉として日本人に愛されてきた。山麓からは清らかで豊富な水が湧き出て、生活の糧となり生命を育んできた。たまたま、富士山が見えるところに住むようになって、より身近なものとなった。


◆富士山は奈良・平安時代から歌に詠われ、文学や絵画で様々な形で表現されてきた。桜と並び、日本人の「心のふる里」と云っても過言ではないだろう。平安時代の中頃までは噴火を繰り返し、それを神の怒りと感じ、祭祀を行って鎮めようとした。それが富士山信仰の始まりとなって、浅間神社の誕生に繋がった。人々が入山するようになったのは火山活動が沈静化してからで、1149年末代上人が山頂に大日寺を建立。富士山で神通力を得ようとして修験者の修業の場となった。

◆処が今はどうだろう。気楽に登れるようになったからか、無謀な登山が数多くみられ、ゴミ問題、急病・怪我人の増加、蟻のような行列を見るにつけ、とても登る気にはなれない。 そこで一首。

富士山は 遠くにありて 望むもの そして畏をもって 慕うもの(博さん)

◆口直しに好きな和歌を数首
風になびく 富士の煙の 空にきえて ゆくへも知らぬ 我が思ひかな
                              西行法師『新古今和歌集』

・時知らぬ 山は富士の嶺 いつとてか 鹿の子まだらに 雪の降るらむ
                              在原業平『新古今和歌集』

・見わたせば 雲居はるかに 雪白し 富士の高嶺の あけぼのの空
                              源実朝 『金塊和歌集』

・駿河なる 沼津より見れば 富士の嶺の 前に垣なせる 愛鷹の山
                                       若山牧水

Dscf3040
小富士山頂にて。富士山須走口 五合目付近。

Photo
箱根駒ケ岳より富士を望む。左下が芦ノ湖と箱根外輪山。左の山が愛鷹山(1188m)


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