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2013年6月29日 (土)

箱根阿弥陀寺を訪れて(後)

◆この阿弥陀寺は皇女和宮ゆかりの寺院としても有名だ。明治10年8月、皇女和宮は脚気を患い、伊藤博文の勧めもあって、療養のため塔ノ沢の旅館「元湯」(現在の「環翠楼」)を訪れた。しかしながら同年9月2日御年32歳で逝去。そこで徳川将軍家の菩提寺、芝増上寺の修行寺であった塔ノ沢の阿弥陀寺住職が増上寺における本葬に先立って通夜・密葬を執り行ったことに由来する。阿弥陀寺は和宮のご位牌を祀る和宮香華院と呼称され、本堂には和宮の御念持仏(黒本尊阿弥陀仏)が安置されている。また和宮が、中山道を通って御降嫁の際、休憩のため立ち寄った信州の小坂家で同家の写真師が撮影した唯一の写真が残されている。

Dscf4746 軍扇に納められた和宮の写真

◆現住職の水野賢世和上は58歳の時、琵琶を習い錦心流全国琵琶一水会「皆伝」を取得。平成22年日本琵琶楽コンクールで優勝するなどの経歴を経て、プロの琵琶演奏家「水野森水」としての顔も持っている。この日は平家物語の「敦盛」を演奏、また皇女和宮の語りを入れた自作の演奏も取り混ぜて、朗々とした心に染み入る声に魅了された。
初めて琵琶の迫力ある演奏を聴いたが、これがルーツとなって詩吟が生まれ、さ
らに時代が下がって、庶民向けに分かりやすい「浪曲」が出来たのではないかと勝手に想像する。
抹茶と茶菓子を頂き、歴史ある本物の琵琶の演奏と独唱が聴けて、1000円のお布施とは大変安いものと満足する。


Dscf4743

今年古希を迎えられた水野賢世住職の琵琶演奏

Dscf4750

帰路は塔ノ沢駅まで歩き、箱根登山鉄道に乗る。(終り)






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