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2013年6月15日 (土)

猪瀬都知事の「標準時間前倒し」提案について

昨日に続き、またまた猪瀬都知事の発言に就いて言及したい。

◆5月22日、猪瀬都知事が「日本の標準時を2時間前倒ししてはどうか」という提案をした。即ち日本の標準時を2時間早める「東京標準時間」を設けることによって、東京の金融市場を「世界で最も早い時間帯から取引の始まる市場」にできるという。東京証券取引所の取引開始時刻の午前9時は、現行の午前7時にずれるので、早朝の時間帯になる香港やシンガポールでは朝の東京市場をカバーできなくなる。おのずと東京にオフィスを構えざるを得なくなり、海外に流出した拠点機能を東京に呼び戻す、という。

◆ニューヨーク市場が終る時間に東京市場が開くようにすれば、結果的に世界市場はニューヨーク、東京、ロンドンで8時間ずつ、24時間カバーできるような体制になると説明。それにより世界の金融市場で東京の存在感が高まるとしている。アベノミクスの経済戦略に資するという訳だ。現行日付が変わって、最初に取引が開始される主要取引所がオーストラリア証券取引所で日本時間の8時、東証より1時間早い。猪瀬案ではこれより1時間早く開始されることになる。知事は「東京市場が活性化すれば、海外から富が流入し、日本企業にお金が回る。賃金が上昇して雇用が増え、消費が刺激されてデフレ脱却に繋がる」とメリットを強調するが・・・。

◆では標準時間を2時間前倒しするとはどういうことか。小学校で学んだように日本の標準時は世界の標準時である英国のグリニッチ標準時から9時間早い東経135度(兵庫県明石市)に決められた。これは東端の根室付近(146度)と西端の与那国島付近(122度)のほぼ真ん中である。経度15度で1時間であるから、2時間前倒しとなると東経165度の線上となる。これは位置で云えばカムチャッカ半島の付け根から豪州とニュージーランドの真ん中の海上を結ぶ経度となり、日本の領土領海はかすりもしない。

◆それゆえ、日本人がこれまで馴染んできた時間帯が大幅に変更されることになり、良い面としては(?)早寝早起きが一層進むことになるだろうが、それより現代は機械化が進んだ情報化社会だ。システム変更に莫大な労力と費用が嵩むだろう。従って日本人が慣れ親しんできた時間帯をあえて変更せずとも、取引所の開始時間を2時間早めれば良いだけの話。マーケット関係者のみが早く出勤して仕事をすればよいのだ。因みに築地市場は昔から早朝にやっているよ。

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