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2013年6月 8日 (土)

「原鉄道模型博物館」を見学して

◆横浜に用があったついでに、昨年7月10日にオープンした「原鉄道模型博物館」を見学してきた。場所は横浜駅から徒歩5分、「横浜みなとみらい21」地区にある高層ビル「横浜三井ビルディング」の2階の一角にある。延べ床面積1700㎡と個人のコレクションの展示場としては相当な広さだ。

◆この博物館は原信太郎氏(1919年生、現在94歳)が製作・所蔵している世界一とも云われる膨大な、鉄道模型と鉄道関係のコレクションを一般に公開しているもの。原コレクションは所蔵模型約6,000両、スチール約10万、フィルム約440時間で、蒸気機関車から電気機関車まで鉄道が著しく発展した時代の日本、欧米など世界中の鉄道車両を模型にして再現したコレクションであり、徹底した本物志向を追及している。

◆特に最大級のジオラマはヨーロッパの駅舎や日本の都会、田舎を再現した風景に人物(身長5㎝前後)や車を無数に配し、車両の中にも人影が見てとれる。列車が動き出すと、線路に接近して、その有様をなんとか撮影したいと思う欲望にかられるが、ジオラマ内はおろか、館内全ての撮影が禁止されている。ここが大宮にある鉄道博物館のような公営のものと個人のコレクションの差だろうが、これではリピートしようと云う気になれない。因みに入場料は大人1名1,000円だ。

◆原信太郎(のぶたろう)氏は東京芝の生まれで、幼稚舎から高等部まで慶応義塾に通ったというから、裕福な家庭に育ったのだろう。幼少の頃からの鉄道好きが嵩じ、小学生ですでに新しい鉄道や路線ができると、1番切符とカメラを持って長旅をするほどだった。東海道新幹線の0001番の切符も入手している。まさに今で言う「鉄道マニア」の先駆けだった。卒業後鉄道技術を学ぶため東京工業大学に進学している。兵役を経て、戦後国鉄でも入社したかと思いきや、コクヨ(株)に入社し、開発・技術を担当して相談役で退職している。あくまでも鉄道は趣味で通したのだろう。

◆原氏は、鉄道技術書籍を読をむためにドイツ語、フランス語を修得。鉄道をこよなく愛し、戦前、戦中、戦後を通して鉄道好きを貫き通し、世界中を旅して模型を製作し、資料を収集した。そのようにして収集した膨大な鉄道資料や映像の一部もこの博物館で見ることができる。鉄道マニアにとっては垂涎の的だろうが、如何せん撮影禁止がネックだ。

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三井ビルディングエントランス前の博物館表示塔と気になるオブジェ。

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はまみらいウォーク橋から横浜駅方面を観る



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