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2013年6月12日 (水)

坐禅初体験

◆「坐禅」というものを初めて体験してきた。場所は以前このブログでも紹介した南足柄市にある「大雄山最乗寺」という曹洞宗の名刹。この最乗寺という寺院は鶴見にある曹洞宗大本山総持寺の御直末のお寺で、謂わば総持寺の一番弟子というか、弟格のような存在で、全国に4,000あまりの門流を擁する専門修行道場となっている。同行の志はいつものシルバー大学OB仲間。南足柄観光協会所属のベテランボランティアガイドの全山に関する説明を挟んで、16名が、いよいよ坐禅道場に入る。

◆若い修行僧から禅の心構え、所作・作法の手ほどきを受け、約30分の坐禅に入る。全てが「合掌、低頭(ていず)」に始まり、「合掌、低頭に終わる」。坐蒲(ざぶ)の使い方を教わり、足を組む。結跏趺坐(けっかふざ=両足首をそれぞれ片側の大腿の付け根に挟み込む)、がなかなかできない。半跏趺坐(はんかふざ=片側だけ乗せる)でもよい。無理をせずとも座ること自体に意義があるという。

◆決まった作法に従って、壁に向かって坐禅に入る。最初に左右揺振といって足を組んだまま体を左右に揺する。謂わば準備運動みたいなものだろう。鐘が三つなり、物音ひとつしない
静寂の世界に入る。背筋を真っすぐ伸ばし、顎を引き、両肩の力を抜いて、腰に決まりをつける。これがなかなか大変で、最初は足が痛くなるだろうと思っていたが、むしろ背筋をピンと伸ばす方が大変で、ややもすれば緩んでくるのが分かる。丸くなったまま続ける方が返って悪影響を及ぼすのだそうだ。

◆5分ほど経過したところで、道内を揺るがすような「警策(きょうさく)」の音がピシリと響いた。座禅中、眠くなったり、雑念が止まず集中できない場合に、合掌して合図を送ると、先ほどの若い修業僧が背後に来て、差し出した右肩を打ってもらう。その音が思いのほか大きかったのでビビってしまうが、そのうちあちこちで鳴りだした。中に優しい音もあった。女性に対する警策の音で、手加減したものだったということが後で分かった。

◆一度どんなものだか感触を得たく、合図を送って警策を受けた。それほど痛いものではなく、むしろ「もっと~、今度は左肩を・・」と云いたくなるが、マナー違反のようなのでグッと堪えた。30分ほどで鐘がひとつなり、終了の合図となる。意外と時間が短く感じられた。足のしびれはなく、確かにすっきりした気分になった。作法に従い坐禅を終わる。
しかしキリスト教では「右の頬を打たれれば、左の頬を出しなさい」というが、禅では右の肩を打たれて、左の肩を出しても打ってくれない。ここが大きな違いだ(笑い)


◆冗談はさて置き、ちょうどお昼になったので、場所を移し、二の膳付きの精進料理となった。嬉しいことに「般若湯」が1本付いていた。清めのお酒が出るなんて実に気が利いている。精進料理も結構美味しく、質量ともに中高年向きに出来ており我々もこの味が分かる年齢に達したのだと大笑い。これが呼び水となって、帰途小田原駅前のいつものところで精進落としと相成る。これでは折角修行で得た清い心と肉体が再び俗界のけがれの政界に舞い戻ったという1日だった。

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凛とした参道を歩く修行僧。

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