« 歳 月 (3) | トップページ | 富士サファリパーク »

2013年4月14日 (日)

北朝鮮の恫喝外交

◆北朝鮮の核とミサイルによる恫喝で、世界中が振り回されている。一般常識では考えられないありとあらゆる口撃で脅し続けている。まだ発射の恐れは完全に払拭されていないが、米日韓の領土に一発でも発射すれば、その報復で甚大な被害を受けるであろうことは金正恩自身が最も熟知しているはず。にも拘らず、ここまで過激になるのは、米日韓からの先制攻撃は無いという確信と国内向けの威信を高める手段であることは間違いないだろう。

◆金正恩自身が軍の最高幹部の肩書きを有していても、実績の無い若造に古参の幹部達が本心から忠誠を尽くすとも思えない。北朝鮮で最も良い思いをしているのは軍の幹部達だ。その地位を脅かすものはどんな手段を尽くしても排除するだろう。従って、祖父・父の威信を借りて国家の最高の地位に就いたとしても、その実態は軍部の傀儡政権に過ぎず、経済復興等はお題目だけで、1年経っても何ら変わらない。

◆金正恩はかつてスイスで学び、日本のディズニーランドで遊び、特にアメリカ文化に憧憬を抱く、ごく普通の青年に過ぎないように見える。その本心は北朝鮮を普通の先進諸国のようにしたいのではなかろうか。その証拠に最初にやった仕事は遊園地の整備拡充。大きな遊具に乗って無邪気に喜んでいる姿がTVに映しだされていた。

◆しかし万が一の事態に備えて置くことが国家の役目。そのための自衛隊の役割とあらゆる法整備が必要。現安倍政権は我が国に対して発射されたミサイル等には、事前に防衛大臣が迎撃命令を下しているようだが、日本を通り越し米本土に向かうミサイルに対しては何も手を出せないらしい。つまり専守防衛を逸脱した集団的自衛権は「権利は有しても行使はせず」と訳のわからない議論が永遠に続いていることに問題がある。

◆誰しも戦争は望まない。まして未曾有の敗戦を体験し、二度と再び戦争を放棄すると決めた平和憲法は尊重されなければならない。しかし国民の生命と安全を守るのが国の役目なら、万が一の事態を想定して、あらゆる手段を講じなければならないのも国の役目だ。そのよい例が「原発は安全だ」との神話に基づいて、おろそかになっていた福島第一原発の想定外と称する大事故。起こってから「想定外だった」では済まされないことを経験したばかりではないか。

◆もし、民主党政権下で今度のような事態が発生したら政府はどう対処しただろうか。万一ミサイルが日本の領土に落ちたとしても、「平和憲法があるから抗戦すべきでない」とか、「報復爆撃は戦争の拡大に通じる」とか、「安保条約があるからアメリカに対戦させよ」とか、「集団的自衛権の行使は止めよ」とか、延々と議論を続けていたかもしれない。「国民の生命と安全を守るのが国の役目」という憲法の根本理念を横に置き忘れたまま・・・。

« 歳 月 (3) | トップページ | 富士サファリパーク »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1299847/51225737

この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮の恫喝外交:

« 歳 月 (3) | トップページ | 富士サファリパーク »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ