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2013年4月19日 (金)

赤信号みんなで渡れば怖くない

◆1980年代の漫才ブームの頃、ツービートのたけしのギャグ「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」が流行した。世相を皮肉ったつもりが、実際に秩序を乱したり、団体で迷惑行動する輩が増えた。暴走族などはその最たるものだろう。ところが国の法律を作り、順法の範たる国会でも「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」という風潮が横行している。

◆衆院選の1票の格差問題が違憲と判断され、昨年11月に「0増5減」の選挙制度改革法案が自公民の賛成で成立したにも拘わらず、現安倍政権ではその法案を具現化する区割り法案が民主党をはじめとする野党の反対にあって難航している。「0増5減法案だけでは不十分だ、それが成立してもすぐまた違憲状態になる」、「定数削減も同時に決めるべきだ」、「抜本的選挙制度の改革を」等々。

◆言っていることはもっともなことばかり。しかし、その内実は各党の思惑が見え隠れし、定数の大幅削減から削減反対まで、各党バラバラ。抜本改革をやろうとすれば何年先になるか見当もつかない。最低限の「0増5減区割り法案」への反対は、いわば、赤信号を無視して「みんなで渡れば怖くない」という意志表示の表れか。

◆与党「自公」は野党の要求を一々聞いていたのでは、決められない政治に逆戻りするとばかり、野党欠席のまま委員会で可決した。参院で否決されても衆院で再可決できるし、参院で決めれなくても、60日経てば自動成立することが分かっているので、野党は出来もしない要求を掲げて、国民に対し「ええカッコしい」を演じているのだ。そのあとはお互いに責任のなすり合いをするだろう。与野党とも、もっと大人になって「国民のための政治を第一」に議論し、最後は歩み寄るという姿勢を示して欲しいものだ。

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