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2013年4月 6日 (土)

宇宙誕生の不思議(2)

◆昨年「ついに発見か」と話題になった17番目の素粒子「ヒッグス粒子」。ビッグバンの直後に他の粒子の周りにヒッグス粒子がまとわりついて、動きにくくした(質量を与えた)と考えられている。さらにまた「暗黒物質」(ダークマター)と「暗黒エネルギー」という宇宙の構成物質が注目されだした。4日の新聞が、国際宇宙ステーションに搭載したAMSで、宇宙の4分の1を占めながら、光を出さずに吸収もしない「謎の暗黒物質」を構成する新たな素粒子が検出された可能性があると報じた。

◆暗黒物質は目には見えないが、星や星雲、その他の宇宙物体に働く巨大な重力によってその存在を感じることができる。この謎の物体は何でできているのか。その有力候補の一つは弱い相互作用をする重い粒子(WIMP)だという。そもそも宇宙の構成は暗黒エネルギーが68%、暗黒物質が27%、その他の5%がいわゆる星などを作っている既知の物質だという。即ち95%がまだよくわからない物質なのだ。しかし、星や銀河が集中する場所があるのは、暗黒物質の重力の働きによるものと見られている。

◆今我々がこの世に存在するのは138億年前に宇宙の誕生があったからだ。科学者はその宇宙誕生の謎を求めて、絶えざる研究と観測を続けている。暗黒物質が何からできているかを突きとめることは、宇宙の形と大きさ、それにその運命をも理解する上でのカギとなるため、重要な研究目標になっている。どの程度の暗黒物質があるのかが分かれば、宇宙が膨張し続けるのか、ある程度まで膨張して崩壊するのか、あるいはさらに大きくなって、そこで停止するのかを知ることができるという。また銀河がどのように形成され、どのように進化していくかを知る手掛かりともなる。

◆それらが判明されれば、前回(1)で述べた疑問もある程度解決できるだろうが、なぜ宇宙が誕生したのかという根本的な命題は科学の枠を超越して、ある意味、哲学・宗教に拠るべきものなのか?即ち「色即是空、空即是色」の世界(?)に踏み込むことになるのだろうか。(終り)
(資料参考:JAXA宇宙情報センターホームページ、読売新聞、ウィキペディア等)

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