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2013年3月14日 (木)

TPP交渉参加の是非

◆安倍総理が明日15日にもTPP交渉参加を表明するという。これに先立ち全国農協中央会(JA全中)が「TPP交渉参加へ反対する意見広告」を新聞に全面カラー広告で掲載した。もともと強硬反対論者の農協であるから驚くには値しないが、特に農業問題では次の2点を強く打ち出した。即ち①「脅かされる食の安全と安心」、②「国内農業が大打撃を受け、農作物の生産量が激減する」との強い意見だ。

◆確かに食料の自給率が39%から13%に低下する(農水省試算)ならば、大変な事態である。また食の安全面でもBSE牛肉の問題、遺伝子組み換え食品の輸入問題等は看過できない問題だ。では今のままの日本の農業の状態で良しとするのだろうか。零細、高齢化、個別補償、耕作放棄農地の増大など、日本の抱える農業問題をどうするのか、何らかの手立てや提案はあるのか。TPP参加の是非に拘わらず、今日の日本の農業のままでは衰退していくのは火を見るより明らかだ。単に農協の職員が彼らの立場を守ろうとしているだけではないのか。

◆今回の意見広告では農業問題だけではなく、③「医療の質の低下、患者の負担増」を掲げている。これに関しても怯えるだけでどうするのか。日本は国民皆保険という素晴らしい制度を持っている国だ。なぜ、わざわざその制度が壊される必要があるのか。逆にこの素晴らしい制度のシステムやノウハウを輸出することによって、感謝されるのではないか。不必要な制度は断固拒否すればよいのだ。

◆さらに、④「外国企業からの訴訟や大切なルールを撤廃される恐れあり」と訴えていることだ。確かにいつも思うのだが、アメリカはちょっとしたことですぐ訴訟に持ち込み、莫大な賠償金を分捕る。日本やその他の国がアメリカを相手に訴訟して賠償金を勝ち取ったという話はあまり聞いたことがない。TPPは加盟国同士が対等であるはずだ。交渉の過程でアメリカだけが優位に立つようなルールは最初から蹴っ飛ばすくらいの毅然とした態度で臨んで欲しい。

◆最後に⑤として「自動車に関する日米事前交渉」を取上げている。要するにアメリカは日本の安全基準や環境基準の引き下げ、軽自動車の規格の見直しを求めているようだ。日本には日本の事情に適した車が生みだされてきたのであって、環境基準も大変厳しい。貿易自由化で日本への輸出増を求めるなら、日本の基準をクリアする車を作って持ってこい、これが守れないなら輸入しないと強く突っ張ればいいのだ。全ての物品、サービスで日本の現行のものより質が劣るものを敢えて輸入する必要は無い。逆に質がよい物品サービスは相手国のプラスになるものだと、交渉の中で強く訴えていくべきではなかろうか。

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コメント

 TPPに加盟して、外国産農産物や工業製品が入ってきても、自分の身を守るために賢い選択を日本人の多数がすればいいのですよね。アメリカが日本の規制基準の引き下げを押し通したとしても、買う人がいなければ輸入する業者もいないでしょう。
 細かい表示を拒んだりしたら、アメリカ製そのものを信用できないと言う結果になりませんかね。
日本の生産者はより安全なものを作れば、食品でも機械類でも日本人は日本製を買いますよ。

 あさり貝でも、「韓国産は買わない!・・・」と言ったら、船乗りだった同級生の烏山氏が『海はツナガットル、韓国産も日本産もおんなじ』と言いましたが、やっぱり買わない。パック詰めの途中でなんかやってるのでは??と、疑っています。

やはり食の信頼が大切ですよね。その点国産がいろんな試練を経ているから、一番なんでしょうね。

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