2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 春の鎌倉・花巡り(2) | トップページ | 散りゆく桜 »

2013年3月30日 (土)

一票の格差と選挙制度

◆衆議院の一票の格差を巡り、全国の高裁で争われ、今までの「違憲状態」から「違憲」、さらには一歩踏み込んで「選挙無効」の判決まで下された。これに対して国会議員の反応は様々である。「0増5減」は自民、民主、公明の解散時の約束だから、まずこれから手をつけるべきだという意見。一方状況が変わったのだから「議員削減を含めた抜本的改革」を唱える意見もある。

◆さらに野党は定数180削減を主張する「みんなの党」から削減反対の社共までバラバラ。また「日本維新の会」は中選挙区主張する議員団に対して、橋下代表は「小選挙区」を主張。さらに与野党問わず、司法が立法府に対する判断をすること自体、越権行為であるかの如く軽視しているような議員が見られる。何をか況やである。問題は喉元に突き付けられているのに、全く自党の主張ばかりで、纏めようとする気があるのかと疑われていることだ。そんな中でようやく、「区割り審」が「0増5減案」をもとに改定案を纏め、総理に勧告した。

◆それによると17都県42選挙区の区割りを見直し、違憲状態とは言えない格差、2倍未満の1.998倍まで無理やり縮小したものだ。この法案を今国会に提出するという。これでは急場しのぎの彌縫策と云われても仕方がないが、何も決められない状態よりは一歩前進と云えるかも知らない。しかしこれもまた次の総選挙では、人口の増減により再度違憲裁判が争われるだろう。

◆政党の話し合いで選挙制度を抜本的に改定することは困難であるから、第三者委員会に委ねようという意見も出てきた。もっともなことではあるが、有識者による選挙制度審議会は過去8次審まで行われてきたが、これはあくまで首相の諮問機関であり、決定する権限は無い。最終的には国会の議決になるから時間はかかるし、委員の人選方法でも各党の意見の開きもある。単なる諮問機関でなく、もう少し大きな権限を持たせるべきだろう。

◆本来なら衆参を併せて一院制にした上で、大幅な議員削減を目指すべきだと思うが、これには憲法改正など相当な年数がかかるだろう。そこで一選挙民として具体案を提言するが、まず現在の問題点は「一人別枠方式」に原因がある。それ故、最も人口が少ない鳥取県に定数1を分けて、人口比に応じて配分すると東京都が21、神奈川・大阪が15、その他合せて総計216名となる。そうすると最大格差は1.84倍となる。人間の体は小数点以下に分割することはできないから、全国1区にしない限り完全平等にはできない。但し大選挙区にすると少数政党が乱立し、イタリアのように政治が不安定になる。

◆この試案で現在の小選挙区300から216へ84名が削減される。一方比例代表は少数政党にも配慮し、全国を9ブロックに分けて現在の180から130へ50削減。単純比例代表制として、重複立候は原則認めない。そうすると衆議院は現在の定数480から134削減され、346となりすっきりする。参議院は別途考えよう。ある人が言った。「少数が精鋭を作る」と。みんなが「私」を捨て「公」の立場になれば、すぐにでも出来る話だ。

Dscf4566  円覚寺のミツマタ

« 春の鎌倉・花巡り(2) | トップページ | 散りゆく桜 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1299847/51021759

この記事へのトラックバック一覧です: 一票の格差と選挙制度:

« 春の鎌倉・花巡り(2) | トップページ | 散りゆく桜 »