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2013年2月 9日 (土)

またまた中国の事

◆中国の役人達の汚職の蔓延が手抜き工事(中国名:おから工事)を招き、今月に入ってからだけでも、完成間近のビルや建築物が一部または全部が崩壊し、さらに高速道路高架崩落事故などで、計17名死亡、負傷者は15名以上に上っていると云う。これらは中国国内の事故だから、「関係ない」と見過ごしできる問題だが、日本では30年以上経過したトンネル天井板の崩落事故が大問題になっている。我が国から見れば、完成したばかりの建造物や工事中の建物が崩壊するとはおよそ考えられないが、その辺がいかにも中国らしい。

◆看過できない問題がPM2.5という微小有害物質の大量輸出だ。自国だけならともかく、大気汚染の海外バラマキだけは御免蒙る。その原因が粗悪ガソリンにあり、欧州や日本の硫黄含有許容量の約15倍(150ppm)までOKという大甘基準にあった。当局も事の深刻さに気付いたのか、今月から欧州や日本の基準と同等の10ppm以下とすると決めたようだが、果たして国民は順守できるだろうか?

◆またエネルギー源としてコストが安い石炭を何ら公害対策もせず燃やし続け、粗悪ガソリンの流通とともに大気汚染の元凶となっている。既に健康を害している人は何10万人を数え、このままでいけば10年、20年後には数10%の死亡者が出ることも予測されている。

◆日本もかつて昭和30年以降、高度経済成長の副作用で大気汚染、水俣病、イタイイタイ病などの公害を経験してきた。しかし世論の力と法の裁きで、今や世界最先端の環境基準を誇る技術と法体系が整備され、世界も日本を手本とするようになってきた。中国は日本が辿った同じ道を急激なスピードで駆け巡ってきたが、負の部分を反面教師として活かす事をしてこなかった。

◆むしろ負の部分が多面的に拡がり、成長の足を引っ張るようになってきた。地域の格差、富の格差は広がる一方で、民衆の国に対する怨嗟の声はくすぶり続けている。その不満のはけ口を、日本を悪役に仕立てることによって、眼をそらしてきたが、NET社会の若者達は事の本質が少しずつ分かってきたようだ。しかし言論の自由が現体制を滅ぼす最大の要因だと知っている指導者層は絶対にそれを認めない。

◆もしここで、現在の中国が素直に頭を下げて、環境技術や総合的な対策を学ぼうとするならば、未来は見えてくるだろうが、プライドが許さないという姿勢を続ける限り、近い将来中国の急成長には滅亡の兆しが見えてきそうだ。

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