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2013年2月17日 (日)

ロシアの隕石落下に伴って(2)

◆隕石には大きく、鉄隕石、石鉄隕石、石質隕石の三種類がある。
固体惑星に似た成りたちの小天体のうち、概ね直径100km以上のものは内部が融解し、重力によって成分分離が起こり、鉄など密度の大きい金属が中心に集まってとなる。これより密度の小さい岩石質の物質が核を包んでマントルとなる。このような小天体が、相互衝突などによる外力を受けて破壊されたものが、隕石として地表に落下してくる天体小片であると考えられる。
鉄隕石は主に金属鉄(鉄とニッケルの合金)からなる隕石で、一度壊れて分化した天体の金属核に由来する。中心核が鉄隕石であり、マントル部が石鉄隕石となる。小天体の中心核とマントルは明瞭な境界があるのではなく、境界全域で金属鉄と岩石が混在する。これが石鉄隕石の起源物質であると考えられている。
石質隕石は主にケイ酸塩鉱物からなる隕石で、天体の地殻部分(表面に近い部分)からなる。これまで見つかった隕石の90%以上は石質隕石である。国内で隕石と認定されたものは50件ほどで、石質隕石が41件、鉄隕石が8件、石鉄隕石が1件と大変希少なものだ。またその重量は1kg前後かそれ以下のものが殆どで、最大のもので30kgほど。
ところが南極探査が始まってから2000年までに、日本隊は16,700個の隕石を発見・回収した。なお第二位がアメリカで約1万余、その他の国で計900余を収拾した。そのため日本は世界で第二番目の隕石保有国となった。


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鉄隕石の標本、長径1m程、重量2.5トンになるという(県立生命の星・地球博物館にて)

地球には年間4万トンもの宇宙間物質が降り注いでいると云われているが、その大部分は微粒子で、落下するまでに消滅している。従って隕石が発見されるのは極めて稀であり、山中や河原などで隕石のように見える石を見つけても殆どは地球上に存在する鉱物、岩石であり、専門の科学者の厳密な鑑定を要するとされる。

火球と衝撃波
100年に1度ほどの巨大な隕石は落下時に、地球の重力によって激しく分解され、大気との摩擦(断熱圧縮)で激しく発光・発熱し衝撃波を発生する。15日にロシアに落下した隕石はNASAによると計算上広島型原爆の30倍に匹敵するエネルギーだという。これが分裂した隕石として発見されるかが今後の課題だが、1970年代以降、火球が目撃されながらも、隕石が回収されなかった事象が8件あるとされる。2002年のシベリアの火球もそのひとつで、今回隕石が見つからなければ、これと同じケースとなる。
これに関連して、歴史上に記録が残る日蓮聖人の処刑にまつわる事象が思い浮かぶ。文永8年(1271)9月12日、時の権力者たちの陰謀によって重罪人として逮捕された日蓮聖人はその日の夜になって江の島に近い竜の口の刑場に護送された。いよいよ処刑が始まる未明になって、突如東南の方から西北の方角に向かって光の球が流れて昼のように明るくなり、兵士たちの眼がくらんで処刑ができなくなったという有名な話だ。
この正体が何であったか?おそらく今回のロシアで起こった隕石の落下のような火球ではなかったかと推察される。この近辺から隕石が発見されていないこと、津波の記録もなかったことを考え合わせると、その物体は燃え尽きてしまい、隕石として残らなかったのではないだろうか。  
(参照;ウキペディア等)





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