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2013年1月13日 (日)

アベノミクスと農業問題

◆年が改まり、やる気満々の安倍新政権がデフレ脱却を目指す緊急経済対策を打ち出した。公共事業を中心に据えたアベノミクスの呼ばれる「3本の矢」戦略が動き出したが、対策を盛り込んだ12年度補正予算案の成立は早くて1月末から2月初め。実施期間は年度末までの1~2か月しかなく、それまでにすべての事業の契約を済ませなければならない。

◆国の支出規模が10.3兆円、事業規模で20.2兆円と短期間で大規模な支出計画だが、果たして実情に照らして実現可能な計画かどうか。霞が関のお役人が机上で画いた「絵に描いた餅」ではないかとの専らの噂だ。公共事業は当面古い橋やトンネル、高架道路の改修・補強等に充てるべきで、ドサクサに紛れておかしな事業に費やされることの無いよう、野党民主党にはしっかりと監視願いたい。今度こそ、そうした過去の轍を二度と踏まないよう願うのみ。

◆例えば農業問題。TPP加入で市場が開放されれば壊滅的打撃を受けるとして、「TPP交渉参加反対」と先頭に立って叫ぶのは農協の役員やそれをバックとした政治家達。もともと日本の農業は個別補償で、バラマキを続け、農家の高齢化は進み、跡取りも減少し、耕作放棄地は増え続け、里山は荒れていく。耕作しなくても「農地」にしていた方が、税金が安く済むから手放さない。結局長年の自民党政権が水田=票田と過保護を続け、抜本的に世界に対抗できる日本独自の農業政策や体力強化を怠ってきたツケが今回ってきているのだ。

◆今から28年前、「科学万博つくば85」が開催された。その時、水耕栽培による巨大なトマトの大木が、何千個の実をつけているのを見て、日本の技術の凄さに驚くと同時に、将来このような農業が主流になっているんだなと漠然とした思いを描いていた。ところが現実はどうだろう?一部、先進的農業を実施しているところもあるが、大半は旧態依然、将来が展望できないままTPP反対を叫ぶのみ。

◆今求められているのは旧来型の農業から脱却して、規制を撤廃し、大企業の参入はもとより、やる気のある若手グループの参入には補助金を出し、どんどん集約化して規模のメリットを追求すべき。天候、病虫害に左右されず、自然環境に近い工場を造って、生産し輸出産業に育てるくらいの大きな構想が必要だ。零細農家の雇用促進にもなる。日本にはそれらを産み出す技術があるではないか。

◆補助金をバラマクくらいなら、耕作放棄地には宅地並み課税をすべきだ。手放した農地は政府が買い取り、民活・集約化して農業法人化していくか、大規模集約に向かない場合は太陽光発電装置を設置するなど土地の有効活用を促進する。なお、個人で有機農業に固執する場合は、それはそれとしておおいに尊重されるべきだろう。

◆同じような事が林業にも言える。林業の産地は間伐、枝落とし、下草刈り等の維持管理が絶対必要。一方、担い手が少なく、荒れ放題の結果、山崩れや土砂崩れが頻発。都会では働き口を求めて、大量の若者がさ迷っている。こうした中で新たな林業従事業を立ち上げた若者グループもいる。こうした事業に国の予算を積極的に配備すれば一石二鳥にも三鳥にもなるではないか。

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コメント

 外国産の安い農産物が入ってきたら「太刀打ちできない」と言っていますが、太刀打ちできている農家もあるのですよね。
自分達の努力不足を棚に上げて、TPP反対の声ばかり上げているのは可笑しいです。
 日本の農産物でも、物価の安い外国に輸出している農家もあるじゃないですか。

 外国産の安い野菜を買う人もいるでしょうが、安全で美味しい割高の国産を買う人もいるのです。

 製造業者は外国と競争して努力しているのに、農業だけが保護ばかり求めるのはどういうこと?
甘えるのもいい加減にしろ!!
やる気の無い人は、貴方が仰るように国にでも農業法人にでも農地を売却したら言いのです。農地を売却した人は、そこで雇用するようにすればいい。国もそれくらいの規制緩和をやってみたらいいのに。

 この頃カルシュウム不足なのか、老化現象か怒りっぽくなってます。

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