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2012年12月25日 (火)

映画「レ・ミゼラブル」

◆子供の頃、世界少年少女名作全集で読んだビクトル・ユーゴー原作「ああ無情」。1985年、この名作がミュージカルとしてロンドンで初演され、その後ニューヨークでロングラン、日本でも長く上演されていた。この名作ミュージカルがよりリアルに映画化され、話題となっているので観てきた。原作は150年前に書かれたもので、時代背景はフランス革命後の混乱を終息させたナポレオンの時代(1800年代初頭)。しかし貧困や格差にあえぐ民衆の間には鬱積したものが溜まっていた時代だった。

◆映画のストーリーが進むに従って、あら筋が蘇ってくるが、全編セリフの90%以上は全て俳優達が「楽器」のように全身を共鳴させて奏でる歌声(肉声)だ。まさしくこれこそミュージカル。1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。一夜世話になる老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。
1823年工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活をおくるファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘のコゼットの面倒を見ると約束。そんなある日バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、誤認逮捕であることに悩み、ついに法廷で自分の正体を明かし再び追われる身になってしまう・・・そうした彼を蛇のように執拗に追いかけまわす警官。(銭形警部のような愛きょうは無い)


◆こうした世の中を倒そうと学生達が銃を持って蜂起するが、支持する民衆は極一部。民衆たちの無関心と強権力の前に失敗に終わる。出演者全員が最後に歌うクライマックスの「民衆の歌」の場面は感動的だ。キリスト教で説かれている「神」、「愛」、「生きる力」などが根底に流れているところは西欧の精神文明が透けて見えてくる。

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