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2012年12月18日 (火)

’12年師走総選挙から見えてくるもの

◆自民の優勢、民主の退潮は予想されていたが、ここまで極端な結果になるとは予想外だった。更に第三極の動向が注目されていたが、「維新」は石原・橋下氏の合流で「吉」でも「凶」でもない「小吉」程度か。選挙直前のドタバタで悪役イメージを消したつもりの「未来」は現有61から9へと激減。選挙民は冷静に見ているなと感心する。これで小沢氏等も政治生命は終わるだろう。それともゾンビの如く立ち直るか?

◆今回の選挙で見えてくるもの。それは理念・政策の一致を見ず、ただ政権を獲らんがための野合は、いずれ四分五裂する定めにあるということだ。だからと云って、頑なにそれを守り通そうとすれば時代に取り残され、いずれオクラ入りとなるだろう。社民、共産の消沈はそれを物語っている。また小選挙区制の大きな特徴とも云えるが、得票数や得票率以上に議席の数が大きく乖離するということだ。即ちオセロゲームみたいに一瞬にして大勝ち、大負けしてしまう怖さがある。そのため死票が多く出て、一票の格差の違憲問題とは別の問題があるのだが、この制度が良いのかどうかも、もっと国民的議論が必要だろう。

◆民主党は公示前の230から57へと史上最高(低?)の議席減という惨敗を喫した。しかし苦戦の末当選した議員を見れば、党や政府の役職についてメディアにも顔を出し、弁舌爽やかで、好感度の高い人達が勝ち残っている。ただ、現役の大臣と云う肩書きだけでは通用しない。ここから言えることは勝ち過ぎて大量に当選者がでると、そういった目立つ役職に就く人は限られてくるし、それにあぶれた連中は不平不満を持ち始め、やがて執行部への反感、分裂へと広がって行くことだ。本来なら自分の専門分野を磨き、隠忍自重すべき時なのに、実はそういうまじめな若手も民主党にはいたのに、一緒くたにされて、落されてしまった。まぁ天が与えた試練の場と心得え、捲土重来を期すべきだろう。

◆これに関連して云えば、前回選挙で小沢ガールズとして長崎の選挙区から当選した福田依里子という女性がいた。薬害肝炎問題で知名度をあげた女性だ。あとで知ったことだが小生の高校の後輩に当たる。小沢氏が「国民の生活が第一」を旗挙げ、分離独立した時には行動を共にしなかった。ところが選挙直前女性だけの「みどりの党」にくら替え、そうしたら嘉田さんが立ち上げた「日本未来の党」から立つことに決まった。この党を事実上陰で取り仕切っているのが周知の通り小沢一郎。どこでどうなったか、近畿ブロックの比例名簿の最下位に名を連ねていた。選挙後にTVの取材を見て知ったが、本人も諦めていた様子だった。ここに小沢一郎の怖さが見えてくるではないか。

◆勝ち過ぎは必ずしもよくないということを過去の例は教えているが、これからの自民党の舵取りの難しさは半端ではない。己のポストや党利党略を顧みず、全党、いや全国会議員が一丸となってこの難局を乗り越えなければならない。恐るべきはいまだ頭の古い自民党議員が大量に復活して、ポストや活躍の場がないと不平不満を持つ輩が出る事だ。昔の派閥政治が復活して、領袖たちが跋扈することの無いよう望んで止まない。そうなったとしたらそれは選んだ国民や棄権した国民にもその責任の一端はあるのだ。

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