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2012年11月24日 (土)

政治家と芸術

「山路を登りながら、かう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
兎角に人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると安い所へ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、書が出来る。」


◆ご存じ、夏目漱石の「草枕」の冒頭の一節である。今の国会議員達の動きを見ていて、ふとこの一節を思い出した。理論・理屈ばかり主張していると角が立って、口論、喧嘩別れとなる。人の「情」はコントロールすべきだが、自分の事、仲間の事になると、うまく感情の抑制が出来なくなり、急流に流されて事態が悪くなりがちだ。意地で突っ張っていると、各々小さい政党ばかり乱立し、ますます混乱が増して、前へ進まなくなる。

◆政党と云う所は住みにくいもんだと悟って、住みやすい政党に移ったり、新しく住みやすい政党を作ってみても、どこも住みにくいと悟った時に芸術が生まれると云っているようなものだが、今の政治家にそれを望むべきもなく、第一その素質があるとも思えない。政界を潔く引退し、芸術家といえるかどうかは別にして、陶芸の道に進み実践しているのは細川護煕氏ぐらいだろうか。だが、まだ政界への影響力は保持したいようにも見える。

◆鳩山由紀夫元総理が、ついに立候補を断念した。自分の信念からではなく、周囲の状況を見ての結論だろう。3年前に総理に就いたときから、墓穴を掘り続けていたのだ。政界と云う所は住みにくいものだと悟って、芸術の道に進むだろうか?みゆき夫人とミュージカルごっこをしているのがピッタリしている。

◆漱石先生は「どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、書が出来る」と述べていらっしゃるが、多くの一般人はそうはいかない。第一才能の問題があるし、政治家に限らず、人は打算で動くものだ。打算からは芸術は生まれないだろう。「草枕」の冒頭の一節は、人間の精神活動の中に含まれる三つの要素「知性・感情・意志」を漱石流のユーモアを込めて皮肉ったものだろう。

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コメント

みゆき夫人とミュージカルごっこをしているのがピッタリしている。

 仕事を止めてもお母さんから子供手当てをもらえる人は、ミュージカルごっこでも宇宙人ごっこでも出来ていいですよね。
 細川元総理もお殿様だから陶芸でも何でもできるのでしょう。
住み難くいと言って直ぐに他に移れるのも財力があればこそ。
移りたくても移れない、そこで生きるしかないのがほとんどの庶民・・・サラリーマン。
 サルは木から落ちてもサルだけど、議員は選挙で落ちたらタダの人!
節操が無いと言われようが後ろ指差されようが、有利な党へ鞍替えしないと生きられない。
 本音を隠してもっともらしい理由を言っても、国民は見透かしている。本人も見透かされていることは百も承知できれい事を言っている・・・なんか可愛そうな人種。腹は立つけど!

節操がない人が沢山出てきて、くっついたり離れたり・・、われわれはちゃんと、ことの本質を見分けなければなりませんね。

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