2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 今日から10月 | トップページ | かつてない人の命の軽さ »

2012年10月 2日 (火)

外交の根底とは

◆月が変わり、今年も残り3ヵ月となった。野田改造内閣が発足したが、早くも幕引き内閣と揶揄され、下手をすれば数か月のうちに新内閣が誕生し、またぞろ新しい大臣が続々誕生することが予想される。
世界の動きは目まぐるしい。日中国交40周年というのに、中国の大人げない態度が全てをぶち壊している。国連での応酬を見ていても、いくら正当な事を言っても、感情的言葉で批判するばかりで、まともな論議にならない。喧嘩する場合「声が大きく、腕力が強い方が勝つ」と昔から決まっているが、権謀術数にかけても3000年の歴史を有する国だ。尋常では勝負にならない。


◆喧嘩はしないで、相手をこちらのペースに乗せて行く高度な手腕が求められる。現在そんな政治家や外交官がいるだろうか。あまりにも内向き過ぎる国内政治が、世界の動向を見誤り、対策を怠ってきたツケが、ジワジワと首を絞めてきているようだ。外交の目的は云うまでもなく国益を守ること。その根底には 1.軍事力、2.経済力、3.情報活動、4.国際法の秩序・儀礼の遵守、5.人材交流・民間外交の五つが肝要と謂われている。もうひとつ大切な事は相手国の成熟度があげられる。

◆日本は経済力でのし上がってきたが、資源国と食糧の自給国ではなかったが故、弱点を抱えた経済大国であった。軍事力は憲法の歯止めがかかっており、国民も増強を望まない。45はそれなりに努力し成果を上げてきているが、最近はやや内向きの傾向が見える。最も遅れていたのが情報活動だ。日本独自の「阿吽の呼吸」とか「陰徳あれば陽報あり」等と云う言葉は世界に通用しない。スパイなどという言葉は穏やかでないが、情報収集、情報工作に、もっと人と予算をつぎ込んでもいいのではないか。

◆しかし外交とは相手国があっての話。その相手国の成熟度如何にかかっている。世界第二の経済大国となった中国に、異論と多様性を許容する政治風土を望むべくもない。中国共産党独裁下では、権力闘争の末に文化大革命、天安門事件、チベットや新疆ウイグル自治区での民衆弾圧等々、反政府運動が起これば国家権力でこれを抑えつけてきた。しかも国家としては様々な理屈を付けて、他国の海域にまで侵略、領有してくる。

◆民衆の国に対する不満が起これば、そのハケ口は「愛国無罪」のスローガンのもと、日本攻撃に矛先を向けさせる。実に子供時代に偏頗な教育を沁み込ませることの恐ろしさを物語っているが、日本に来て学んだり、実際の姿を見てきた中国人は内心ではそう思っていない。正直に口に出すのが怖いのだ。多くの中国人がそうなるには、不平等や所得格差が緩和され、感情の安らぎと世界の常識を認識出来た時か、共産党一党支配が終焉する時のどちらかだと思うが、その道は果てしなく遠い。それまでは政治家と外交官は外交の根底に立ち返って粘り強く対処してもらうほかない。

« 今日から10月 | トップページ | かつてない人の命の軽さ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1299847/47283273

この記事へのトラックバック一覧です: 外交の根底とは:

« 今日から10月 | トップページ | かつてない人の命の軽さ »