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2012年9月10日 (月)

怒り心頭!巨額の復興予算の使われ方

◆東日本大震災から明日で1年半が経つ。昨日(9/9)NHKスペシャルで「追跡!復興予算19兆円の使われ方」を特集していた。
「復興は進んでいない。お金はいったいどこに使われているのか」 今、被災地から切実な悲鳴があがっている。大震災後、被災地復興のためつぎ込まれる巨額の”復興予算”。増税を前提につぎ込まれることになった”復興予算”はいったいどのように流れ、使われているのか。番組は”巨額マネー”の行方を追い、その実態を徹底調査する。(NHKより)

◆この番組を見て、怒りを覚えない人は100%いないだろう。我々は、岩手、宮城、福島、また周辺の被災に遭った各県の人、物、施設等に100%使われているものと思っていた。ところが実際は10%にも満たない。極端な話、沖縄北端の海岸線の道路工事にも使われていた。現場で働く作業員はその実態を知らされ、戸惑いを隠せない。

◆宮城県ではグループでの復興事業計画に補助金を出すというので、3カ月程かけてまとめ上げた計画が結局NO。病院の設備、復興計画がなかなか進まず、継続を断念しようかと悩む院長。最も切実な被災地ほど遅々として実効があがらず、予算の大部分が全国のいろんな事業にバラまかれているのだ。

◆いったい何故こうなったのか。4次に分けて合計19兆円余計上した復興予算は復興庁のものかと思いきや、その実態はすべての省庁がこの時とばかり、あらゆる理由をこじつけ分捕り合戦した結果だったのだ。その結果なんら関係ないと思われる他県の事業や会社の設備投資、果ては外務省の交流予算にまで使われた例があった。国の予算を決めるのは国会議員。ところがこの国はお役人の思うままということがまたもや露呈した。

◆最も能力が疑われるのが国会議員。NHKがこれだけ調査、取材しているのに彼らはなんだかんだと復興対策を遅れさせ、やっと決まったと思えば、今度は政争に明け暮れてばかり。議員達は国政調査権という強力な権力を持っているにも拘らず、復興予算がどのように使われているのか調査もしない。ここで地道に調査し、国会の場で追及していれば、その議員達は次回選挙で間違いなく当選するだろう。一番喜んでいるのは各省庁の役人達だろうが、NHKにその実態をあばかれても、自分達が立てた事業(省益)が復興に繋がると苦しい弁明ばかり。

◆先払いされた復興予算(国債による借金)を償還するために、これから20年以上に亘って所得税に2%以上も上乗せされる。この特別予算は国が正しく復旧・復興のために使うことを前提に承認されたはずだ。これで怒らない人がいるだろうか。

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コメント

 日本の役人の恥知らずにはあきれ果てます。
震災被害復興に使われるべきお金を分捕って、自分の省庁の権力を見せ付ける為にそんな恥ずかしいことを平気でする役人の人間性とは・・・
 これは詐欺ではないでしょうか? 責任を取らせるべきですよね。
不正使用で訴えるべきですよね。懲らしめる方法は無いのでしょうか。

現代の世に水戸黄門と助さん、格さんがいれば「懲らしめてやりなさい」と1件落着というところでしょうが、「今は、国会の決算委員会」というところがその機能を果たすべき役どころです。しかしどうみても役者不足。逆にお役人にやりこまれてしまうでしょう。庶民は泣き寝入り?

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