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2012年9月21日 (金)

日中問題の捉え方

◆尖閣諸島国有化の表明に端を発し、過去に例を見ないほど反日デモというより、反日テロと云う暴動が中国各地で繰り広げられた。これは所有権移転に伴う内政問題であり、とやかく言われる筋合いはないと突っ張れないものか。日本企業の被害は甚大で、あくまで損害賠償を当局に求めるべきだ。中国は「愛国無罪」と世界の常識からかけ離れた言葉が浸透し、適当に放任、矛先が政府に向かってきそうだと見れば、抑制するというパターンはいつもの通り。ただ今回違うのは「尖閣出漁に当り1隻125万円の補助金が当局から出ている」という船主の証言があったという。いかにもやりかねない国だ。

◆中国は日本の倍以上の歴史を持ち、所謂中華思想(東夷、西戎=せいじゅう、南蛮、北狄=ほくてき)のもと、自国が中心で周囲は野蛮国だとしてプライドが高く、面子を重んじる国。その反面歴代王朝の時代の波に翻弄されて、民衆はしたたかな生き方と絶対誤りを認めない国民性を備えつけたと云われる。

◆今の日中関係を、周恩来や鄧小平がみればどう思うだろうか。昭和47年田中角栄総理と周恩来首相との間で日中共同声明に調印し、国交が樹立した。その祝賀の席に、それまで尽力した「岡崎嘉平多」氏の名前が入っていないことを事前に知った周恩来は「すぐ、呼びなさい」と下知し、ようやくまに合ったそうだ。

◆その席で中国には「水を飲む時、その井戸を掘った人達のことを忘れてはいけない」ということわざがある話をしたことはあまりにも有名。鄧小平が復帰した頃までは日中関係は比較的巧くいったが、江沢民の代に「反日教育」を徹底してやり、その教育を受けた者が20代、30代の現在の青年層だと云われている。「鬼畜米英」を教えられた戦前の教育にどこか似ていないか。

◆お互いが他国を知ること、その国の歴史文化、気質を知ることは交流を深める上で必要不可欠なものだが、中国から日本に留学した人達や日本との交流に携わっている人達にとって、今回のような騒動はお互い損になっても得にはならないと熟知しているはず。だがこれらの人は少数で政府の中枢ではない。

◆中国は日本の10倍以上の人口を抱え、共産党の1党独裁で、自国に都合のいい歴史観しか教えず、中華思想のマイナス面のDNAを引き継いできたことが、今日の国の方向を誤らせていると言えないだろうか。中華思想はかつて中国だけが文明国で、周囲はすべて野蛮国だった。21世紀の現代では中国だけが野蛮国となってしまったことを中国人民は自覚しなければならない。

◆今の反日運動はチャイナリスクを世界中にPRしているようなもので、長い目で見れば、中国にとってマイナスでしかあり得ない。松下幸之助氏を始めとする経済人や日本企業の努力、中国経済への貢献を直視するならば、周恩来の「井戸を掘る話」を完全に忘れていると云えるだろう。日本企業は現体制が続く限り、徐々に中国から撤退し、東南アジア諸国へ移転するしかないだろう。

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コメント

 20日に大橋町の中国総領事館前を通ったら、門の前に警察官がいつもより沢山、新聞記者も数人加わってたむろ?していました。神戸の中国人学校門が焼かれた事件があったからでしょうね。右翼はいざ知らず、長崎人はおとなしい(おとなし過ぎる)からそんなことする人はいないと思いますけど。
 今日は稲佐の悟真寺中国人墓地を長崎の高校生やボランティアの人達が清掃するとニュースで言っていました。40年も続いているそうです。中国総領事は「地方や民間は互いに仲良く交流をしていく」と言っていましたが、こういう事実を国に伝えているのでしょうか。

中国は「日中国交40年式典」を中止すると云ってきました。日本は予定通り粛々とやるでしょう。こういう姿や長崎の高校生やボランティアの姿、横浜中華街の姿を淡々と伝えていくことが大人の姿といえましょう。

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