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2012年7月 7日 (土)

「国民の生活が第一」という会派名

◆民主党を集団離党した小沢グループが衆・参国会内の新会派名を「国民の
生活が第一」というけったいな名称で届け出た。なるほど3年前の政権交替時
のマニフェストのキャッチフレーズだ。小沢氏が作ったかどうか知らないが、彼
の好みのフレーズであることは間違いない。しかし、このフレーズ、ちょっと聞い
ただけでは「ホワ~ン」として耳当たりが良く、受け入れ易すそうに思える。


◆だが、よく考えると政党のフレーズとして、これほどいい加減で、中身が無く、
無責任なものはない。「国民の生活が第一」と云えば、「フーン、当たり前だけ
ど、それがどうしたの?何をしてくれるの?」と突っ込みを入れたくなる。


◆「そもそも国民とは何か」という明確な定義を持っているのだろうか。高齢や
弱者も国民だし、富裕層も国民だ。派遣労働者もパートも中小企業経営者も
国民だし、就学児童や学生も国民なら、大企業の正規社員も経営者も国民だ。
地方公務員も、国家公務員も政治家も国民だ。それぞれの各層が複雑な利
害関係で絡み合い、対立することしながらこの社会を構成しているのが現実
ではないだろうか。


◆国民の福祉のために税率のUPが必要だとすれば、「国民の生活が第一」
だから上げられないと云う。TPPに早急に参加して、輸出を促進しようとする
人達も国民なら、日本の農業を守るため、TPP参加は絶対反対だという人も
国民だ。すべての国民の生活が第一として皆に良い顔して、すべてを満足さ
せることなどできっこないことは政治家を目指すものならイロハ中のイロハ。
人気取りポピュリズム政策が国を破綻させることはギリシャという卑近の例が
示している。それなのにこの「国民の生活が第一」というグループだけは、この
言葉をお題目のように唱えておれば、国民はバカだから支持が集まるものだ
と本気で思っているらしい。衆愚政治そものだ。

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コメント

 『国民の生活が第一』と考えたら消費税を上げないこと?
国家の将来は破綻しても良いの?

 国民・国家の為、自ら身を切る行動をした?
所属していた党のために何か協力した?

 私には何も見えない。自己の影響力と権力を守るための行動しかしていないように思う。

匿名さんへ。今回だけはミスターOZAWAは先を見る眼が曇ったようですね。国民の80数%は、彼の行動と新党を支持していないようですね。当然と思います。

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