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2012年6月20日 (水)

地球の限界

◆地球の資源が有限であることは、今さら云うまでもなく常識化している。しかし、
人間は近年まで地球の資源は無尽蔵であるかのような錯覚を持って、消費を続
けてきた。だが、近年ようやく「地球には限界がある」ということが一般にも認識
され始めてきた。


◆新聞報道によるとブラジル・リオで「国連持続可能な開発会議」が開かれて
いる。ここで発表される最新の内容に興味を持ったので、取上げてみることに
した。スウェーデンのある学者の説によると、地球の限界を示す尺度について、
(1)気候変動(大気中の二酸化炭素濃度)
(2)生物多様性の損失速度(100万種ごとの絶滅種の数)
(3)窒素循環(大気中から人工的に抽出される窒素量、年間、万トン)
  リン循環(海中に投入されるリンの量、年間、万トン)
(4)成層圏のオゾンの減少(オゾン濃度)
(5)海洋酸性化(海水中の炭酸カルシウム飽和度)
(6)淡水の使用(人間による淡水の使用)
(7)土地利用の変化(農地に転換された土地の割合)
その他、化学物質汚染などの2分野の計九つの分野について、
産業革命前の数値と現在の数値との差異を示し、さらに各分野の限界点を
数値にして表した。


◆それによると、三つの分野で「地球の限界」を越えているという。即ち(1)の
二酸化炭素濃度では約10%オーバー。(2)の100万種ごとの絶滅種の数では
限界点の10倍にも達し、(3)の大気中から人工的に取りだされる窒素量では
すでに限界点の3.5倍に達しているという。その他の分野でも近い将来限界点
に達すると見られる分野が殆どある。


◆では限界点に達するとどうなるか?新聞では人間の体温に例えて分かり易く
説明していた。多くの人は38度くらいになると仕事を休んだり、薬を飲んで治そ
うとする。ところが42度になると人間の限界点となり、そこを越えると生から死
へ劇的に変化する不安定な状況に陥る。現在では多くの人は「地球には限界
がある」と漠然とした認識を持っている。その限界点が何なのか、どこにあるの
か、その辺がよく分からぬまま、過ごしてきたのが現実ではなかろうか。


◆今までそれぞれの分野で警告がなされ、協議したり、対策が講じられてきた。
しかし地球人口は増え続け、資源は減り、温暖化や環境汚染は進む。地球は
すべてがリンクし、互いに影響しあっているのだ。地球を守りながら豊かな未来
を築くために私達は何ができるのかと新聞は締めくくっていたが、答えは見つ
からない。人類が自己や国家のエゴに捉われ、勝手な生き方を突き進む限り。

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コメント

人間も蛙とあまり代わりませんね。
じわじわと熱くすれば、熱湯で茹で殺されるまで気がつかない!!
 お馬鹿さんと自嘲するしかありません。

 コメントが自動的に登録されることに気がつきませんでした。木下さんに悪いことしちゃった。消すことは出来ないのかしら。

人間--叡智の塊り、と同時に愚劣さの象徴。人間って不思議なものですね。

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