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2012年5月 3日 (木)

いつまで、もたつく憲法論議

◆昨年10月、衆参の「憲法審査会」が活動を始めてから半年が経った。主目
的は時代の変化に適応していない現行憲法を見直し、改正原案を審査・発議
することだという。ここで発議された改正案が衆参各3分の2以上の賛成で可
決され、国民投票の過半数を得て憲法が改正されることになる。


◆ところがこの憲法改正問題、何も今に始まったことではない。衆参は2000年
から5年間「憲法調査会」を設置して憲法論議を一通り終えているのだ。しかし、
今の「憲法審査会」はどこをどのように変えるのかという具体論はいまだ始め
ていない。憲法改正の入り口で、三つの宿題が持ちあがり、足踏み状態で前
に進まないと云う。


◆三つの宿題とは、①国民投票の投票権を18歳以上としたが、選挙権年齢
や成人年齢を引き下げるのか、②公務員の政治的行為の制限規定の見直
し、③憲法改正以外でも国民投票を認める制度にするかどうか、という3点で
ある。いずれも重要な問題ではあるが、こんなところで足踏みしているとは、
先が思いやられる。


◆憲法改正については、現行憲法はGHQから示された草案に修正を加えた
「米国製憲法」であって、日本国民が自発的、主体的に制定したものではない。
よって、「国民の手で憲法を作る必要がある」と云われてから久しい。それが
一向に前に進まない。理由はいろいろあるだろうが、そもそも今の国会議員
に任せること自体、能力的に体制的に無理なのではないだろうか。技術的な
ことばかりに目が向けられ、「日本の国家像や国柄を正面から踏まえた憲
法」、「運命共同体としての国家という考え方に基づいた憲法」を起草すると
いう観点が欠落しているように思えてならない。与野党が集まってワイワイ、
ガヤガヤやっても一向に進まないのはある意味当然だ。


◆改正論議が起こってから10年以上経過した。この間日本は外交防衛問題、
国家財政問題、社会福祉問題、教育問題、少子高齢化問題、地方分権問
題、大震災問題等でますます混迷の度合いを深め、方向を見失った感がす
る。これらの問題は新憲法に照らし合わせれば解決の糸口が見えるという
ような新しい憲法をできるだけ速やかに創り出す時ではないだろうか。






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