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2012年4月 6日 (金)

日本の演歌

◆「BS日本の歌」という番組の公開収録を秦野市文化会館で見てきた。昭和
30年代の望郷歌謡から現代の新曲演歌まで幅広い歌謡曲や演歌が繰り広げ
られた。12名(組)の出演者の中で自分が知っていたのは、細川たかし、千昌夫、
森昌子、宮路オサム、デュークエイセスの5人(組)だけ。ところが若い歌手が出
るたびにキャーキャー、ワーワー騒ぐ一団がいる。まるで知らない自分がバカみ
たいな感じ。その他の知らない7人も、かなり有名でTVによく出ているそうだ。


◆演歌といえば云うまでもなく日本人独特の感覚や情念に基づく娯楽的な音楽
ジャンル。もとは明治の頃発生した演説歌の略で、政治を風刺した流行り歌だ
ったようだ。その後、廃れたが昭和40年代「フォーク」となり、反戦歌として復活
(?)した。いわゆる演歌の方は、昭和歌謡曲の中で独特のスタイルを確立。
内容によっては艶歌、宴歌、怨歌等の字が当てられる。男女間の情愛を歌った
ものが多いが、幸せ夫婦物、親子の情愛を歌った母もの・家族もの、人生・心
意気もの、股旅・任侠もの、浪曲芝居の題材もの、望郷もの、ご当地もの等、
千差万別、日本人の心に沁みついて、切っても切れない存在かもしれない。


◆しかしその演歌も50代、60代以上の中高年層に支持されているばかりで、
次第に廃れていく運命にあるようだ。最近若い演歌歌手は出てきているよう
だが、題材そのものが若者にとって古臭く、将来的に爆発的にヒットする歌が
生まれるだろうかと思いつつ、最近演歌を聴いていたら歌詞の中に、「死」と
いうものがよく出てくることに気付いた。


◆「死んでしまおうなんて 悩んだりしたわ」(人生いろいろ)とか、「あなた死ん
でもいいですか、胸がしんしん泣いてます」(北の宿から)とか、「お別れするより
死にたいわ 女だから」(なみだの操)とか、「ここで一緒に死ねたらいいと、す
がる涙のいじらしさ」(みちのく一人旅)があって、ついに「貧しさに負けた いえ
世間に負けた この街も追われた いっそきれいに死のうか」(昭和枯れススキ)
となって、しまいには「誰かに盗られるくらいなら、あなたを殺していいですか」
(天城越え)と物騒な世界になってしまう。案外将来も男女の仲は本質的には
変わらないのではないだろうか。故に「演歌は永遠に不滅なり」(?)

*今回の「BS日本の歌」の放送は4月15日(日)、BSプレミアムで、
7:30~9:00pmです。ご参考までに。

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