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2012年4月16日 (月)

決断迫られる原発再稼働

◆福井県大飯原発の再稼働に当り、政府と地元自治体との間でやり取りが続
いている。さらに周辺自治体の京都府、滋賀県知事はなお慎重を期し、大坂市
の橋下市長は政府のやり方を批判し、打倒民主党政権を打ち出した。


◆人間が造り出したもので100%安全なんてものはあり得ない。大自然の脅威
の前にはそれまで安全と云われたものが無力であったことを福島原発は証明
した。そうした天災や人災から教訓を得て、努力し、工夫し、改善してきたのが
人間の歴史だった。


◆原発の危険性は誰もが認識しているし、再稼働には安全の上にも安全を期
し慎重にならざるを得ない。しかし、逼迫する電力事情を考慮し、当面の再稼
働は必要だと政府や産業界が判断したらどうだろう。どんなにテストを繰り返し、
専門家が安全だと云っても、「100%安全なものはあり得ない。原発は危険だ」
という大命題のもとでは、住民の多くは不安を持つし、その代表である自治体
の首長は反対派が多くなるのは当然だ。


◆再稼働の是非を最終的に判断するのはだれか。政府か、地元自治体か、そ
れとも国民か。国民に聞いたとしても「再稼働反対、慎重であるべき、分からな
い」と云う意見が大半だろう。そんな状況で政府が強行しようとすれば、火に油
を注ぐ結果となり、逆に民意を尊重しようとすればいつまでも決まらない状態と
なるだろう。


◆ここは一層の事、試しに1年間、原発をストップしてみてはどうか。昨年以上
の節電を強いられるだろうが、真夏のピーク時に電力が本当に足りなくなって
生活に支障を来すのか。原油をさらに輸入し、ますます電気料金がUPするの
か。なにより、企業が操業できないと云って海外に工場を移し、失業者が増え
るのか。日本経済は停滞し、マイナス成長となって給料は減り続けるのか。


◆「そうではない。原発は稼働しなくても乗り越えられる」と分かれば、それこ
そ一時停止から全面停止、廃炉へと方針が定まるではないか。しかし、生活
面でも経済活動面でもこれ以上耐えられないと分かれば、原発の危険性は
あるが、99.99%安全なら止むを得ない、認めようということになるのか。どち
らにしろ国民は判断しやすくなるのではないか。

Photo
「春木径の春めき桜」 水彩画 T・Uさん(二宮)

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