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2012年4月11日 (水)

桜 考

三日も続いた絶好のお花見も今日は朝から雲行きが怪しい。夜中には強風の
ため散ってしまうかもしれない。

 明日ありと 思う心の仇桜  夜半に嵐の 吹かぬ ものかわ

◆親鸞聖人が子供の頃詠んだ歌だと伝わる。明日はどうなるか分からないとい
う人の世の無常、はかなさを説いたものという意が含まれているが、難しいこと
はさて置いて、ここは文字通り「明日もまた桜は美しく咲いているだろうと安心し
ていると、夜中に嵐が吹いて散ってしまうかもしれない。だから見られるうちに見
ておこう」と軽く受け止めたい。


◆アメリカポトマック河畔の桜は本場日本より美しいと評判だ。この桜は明治
45年に日米親善のために荒川堤の桜からとった苗11種が寄贈されたもの。
100年経った現在では3,000本になって、世界の桜の名所として知られる。
ところがこのポトマック河畔の桜を最近韓国が自国の済州島産王桜だと云い
始めた。竹島の窃取に止まらず、桜まで盗ってしまおうという魂胆か。どこまで
品性のない国民性なのか。


◆品性が無いと云えば、最近中国が日本の桜の美しさに惹かれ、国内に桜を
普及させようと頑張っているそうだ。但し、「日本のソメイヨシノは薄いピンク色
ですぐ散ってしまうから中国人には合わない。色の濃い、開花期間が1カ月程
の長いものが喜ばれる」とあって、品種改良をして、1本6~70万円で売られて
いるとか。いかにも中国人らしいなと納得。中国はもともと桃であり、李であり、
梨だろう。「桃源郷、桃園の誓い、梨園、李下に冠を正さず」等々素晴らしい
情景、言葉は多い。何も今更、桜までに食指を延ばさずともと思いたくなる。


◆桜の良さはパッと咲いて、パッと散るところにある。これが分かるのは日本
人だからこそだし、分からなきゃモグリだろう。


 敷島の 大和心を 人問わば 朝日に匂う 山桜花  (本居宣長)

新渡戸稲造はこの歌を著書「武士道」に引用して、「太陽が東より昇ってこの
日本の島を照らし、桜の芳香が朝の空気を匂わす時、気息そのものを吸い入
れるに勝る清澄、爽快な感覚はない」という意味のことを書いている。
この感覚、彼らには分からないだろうな。


Dscf3844
「小田原城址公園の桜」 水彩画: 二宮 T.Yさん

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