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2012年4月 9日 (月)

日本橋~箱根間テクテクぶらり旅(6)

【箱根湯本~元箱根】(前篇)
◆昨年10月21日にスタートした「日本橋~箱根間テクテクぶらり旅」は年末18日
に箱根湯本三枚橋で、一旦中断して年を越したが、4月に入って気候もよくなり、
ようやく昨8日に再開することとなった。この日は暑からず寒からず、桜も満開
で風香る絶好の山歩き日和となった。


Dscf3779

三枚橋から小田急箱根湯本駅を見る。奥の山は箱根駒ケ岳

◆箱根湯本の手前三枚橋を9時半にスタート。県道732号の古い舗装道をダラ
ダラ登る。ここは車で何度か通った道だが、右に早雲寺を見て、奥湯本の温泉
街を見遣りながら坦々と進む。この辺りはいわゆる江戸時代の箱根旧街道は
この県道と一体になって判然としない。須雲川の流れに沿って約5kmを1時間
半程かけて女転ばし坂にかかる。ここからようやく山道に入り、旧東海道の箱
根路と県が整備した「須雲川自然探勝歩道」が混然一体となって、県道と車専
用の「箱根新道」を縫うように登っていく。


Dscf3784

小田原北条氏所縁の早雲寺

◆今日の登りコースとは逆の元箱根から湯本へ下るコースは以前仲間と歩い
たことがあり、所々記憶はあるものの、初めて歩くような感じがした。時に、道
に迷いそうになったりもするが、幸い好天の日曜日ということもあって、何人か
の人と行きあい、不安は払拭された。途中川幅10mほどの急流の中にある岩
と岩の間に架かる粗末な木造の橋を歩くことになるが、人一人がやっと歩ける
程の狭さでスリルがあった。


Dscf3788

 須雲川に架かる木造の小橋

◆石を敷き詰めた山道(石畳)は街道としては類を見ぬほど厳しい道だが、登
山道と思えばそれほどでもない。但し、ヘアピンカーブを横切るようにいくつも
連なる石段は勾配がきつく、かなり堪える。なかでも橿の木坂と呼ばれる石段
は、「東海道名所日記」に険しきこと道中一番の難所と記され、ある男が「橿の
木の 坂をこゆれば 苦しくて どんぐりほどの涙こぼれる」と詠んだと云う。
その他にも割石坂、大沢坂、西海子坂、猿滑り坂など名前がついた坂道が多く
あり、「天下の険」にふさわしく、旅人や大名行列の前に立ちはだかったであろ
うことが容易に想像される。


Dscf3791 昼なお暗き杉並木と石畳

◆昼なお暗き杉の並木や300年以上人馬に踏み慣らされた石畳は丸みを帯
び、所々苔むして、雨や雪の日は滑りやすく困難を極めたことだろう。寄せ木
細工で有名な畑宿で小休止して、往時の姿に復元された「畑宿の一里塚の
間を通り、甘酒茶屋を目指す。(続く)

Dscf3800  畑宿の一里塚


 

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