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2012年2月21日 (火)

原発再稼働是か非か(前)

◆国内54基ある原発は北海道泊と新潟柏崎刈羽の2基を残して、全て運転を停
止した。その2基も4月には定期点検のため停止するという。問題はこれらの原
発の再稼働を巡って電力業界、産業界、政界、国民の意見が混迷し、方向性が
定まらないことだ。確かに福島第一原発の事故は絶対に繰り返してはならないし、
原発をストップしても今のところなんとか遣り繰りしてきたのだから、再稼働しなく
ても、やっていけるはずだと云う考え方もあることは理解できる。


◆だから、いま国民に「原発の再稼働は是か非か」と問えば、圧倒的に「非」と
いう答えが返ってくるだろう。では「現状では火力発電に多くを頼らざるを得ない。
電力会社がコスト削減を実効したにも拘らず、輸入燃料費の増大で電気料金を
大幅に上げざるを得なくなった時、了承できるか」と問えば、多くは「NO」という
だろう。「原発再稼働がNOで、料金値上げもNOであるなら、安定的供給が困
難になる。供給不足になって10%減ほどの計画停電を実施せざるを得なくなっ
たら、協力できるか」と問えば、一般家庭は別として、産業界は「NO」というだろ
う。そのことを見越して、製造拠点を海外に移す動きも出始めている。


◆問われているもの、それはエネルギー政策の優先順位は何かということであ
る。まずは電力の安定供給だろう。その次が廉価な電力料金だ。安定供給と
いう面では、再生可能な自然エネルギー発電は5%にも満たないし、安定性に
も欠ける。さらに長期的には別として2年、3年先といった直近の解決にはメド
は立たないし、コストも膨大だ。新しいエネルギーとして脚光を浴びているメタン
ハイドレードはやっと試掘が始まったばかりで、商業ベースに乗るかどうか、
見極めるには早くて2016~2018年頃。まだまだ時間がかかりそうだ。(続く)

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