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2012年2月16日 (木)

映画「はやぶさ 遥かなる帰還」

◆小惑星「はやぶさ」が7年間60億キロの困難な宇宙の旅を終え、満身創痍に
なりながら地球に帰還し、小さなカプセルを届けて、燃え尽きてしまった出来事
ほど感動を与えたことは近年なかった。この大いなるプロジェクトをJAXAの全
面協力を得て、映画化した「はやぶさ 遥かなる帰還」を観てきた。


◆日本の科学と技術力の結晶、本来無機質な事実の積み重ねのはずだが、そ
の裏側はすべて人間が関わって動かしているんだと実感させられる。努力、信
頼、喜怒哀楽・・科学技術映画の裏側に、これほど人間ドラマを感じさせるとは。


◆数々のトラブルが起きた際、悲観的になりがちな担当者に、常識に捉われな
い創意工夫を発揮させ、穏やかに語りかける山口プロジェクト・マネージャー。
(モデル川口教授・・渡辺謙役) 「やってみましょう」と、かすかな可能性に賭け
決断した時には担当者の迷いを断ち切って、果敢に挑戦させる。「責任は全て
自分がとる」と言いきったリーダーに対する信頼が根底にあるのだ。


◆最後まで希望を捨てず、チームをまとめ上げていく、あるべきリーダーの姿
が描かれている。帰還の途中通信が途絶え、46日も行方不明になった時、人
知れず「飛び不動」にお参りする。珍しく弱音をはく山口教授に、衛星の部品を
作った町工場の社長、山崎務が「大丈夫だ、きっと還ってくるよ」と激励する。


◆この山崎務の渋みのある演技と、プロジェクトの広報担当丸川教授の明るい
キャラクターを演じる藤竜也が潤滑油となって、ベテラン役者両名が映画の展
開に重みを出している。人間が創り出した「はやぶさ」が命ある人間のように
思えて、人は感動を覚えるのだろう。何度も泣けるシーンがあった。

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