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2012年2月22日 (水)

原発再稼働是か非か(後)

◆3.11の大震災・大津波で福島第一原発1~4号機は壊滅的な打撃を受け、今後
長期に亘って影響を及ぼすことになるが、同じく太平洋岸にある東北電力女川原
発、東電福島第一原発5,6号機、福島第二原発、日本電源東海第二原発は、最大
津波よりほんのわずか高い地点にあったり、専門家の意見を取り入れて浸水対策
を講じていたという。その結果全電源喪失などの壊滅的な打撃を免れた。ほんの
紙一重の差が大きく明暗を分ける結果となった。


◆一方、福島第一原発では数年前国会でも、津波対策の危険性を指摘されてい
た時、素直に対策を講じていれば、他の原発のように軽微な損害で済んだはず
で、問題がここまで大きくなることはなかったであろう。国民も1年も経てば、原発
のことなど忘れて、震災前と同じような感覚になっていたに違いない。しかし、原
発安全神話への疑問、東電・政官界・学会などの見えなかった原子力政策の裏
側、国のエネルギー政策のありかたを見直す切っ掛けになったことは確かだ。


◆原発を廃止するにしても膨大な廃炉費用が、これからの電気料金に上乗せさ
れてくるだろう。またインド、トルコ、ベトナムなど開発途上国との間で進んでいた
原発輸出の商談も中止したりしている。世界では自国に資源がなく原発を必要
としている国はたくさんある。そしてそれらの国は地震国日本が培った原発の
ノウハウに期待しているという。それらの国に対して「危険だから止めなさい」と
言えるだろうか。日本が躊躇、消極姿勢を示している隙をついて中国、韓国は
積極的に打って出た。ここでも日本は埋没しかねない。


◆要するに国民に是非を問うても、国民は自分の利益の観点からしか、見ない
し見えない。全体的観点を意識した見方は出てこない。原発は40年をメドに廃
炉方針を打ち出した。次世代エネルギーによる安定的電力の供給にはまだまだ
時間がかかる。この間、発送電の分離、電力供給自由化をしながら、どうしても
不足分は十分な耐用年数のある原発に限り、二重・三重に安全対策を講じた
上で、国民への丁寧な説明、説得が欠かせない。それには腹の据わった政府
の対応が求められる。(終)

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