« 国宝彦根城と犬山城 | トップページ | 日本の「城」 »

2011年12月23日 (金)

金正日の死去

◆北朝鮮の金正日死去のニュースが世界中を駆け巡った翌20日、早くも死体を
納めたガラスのケースがTVに映しだされていた。防腐加工され、永久に保存さ
れるという。その維持管理だけでも年6000万円ほど掛かるのではないかと伝え
ていた。そういえばこのような形で安置されている遺体は、旧ソ連のレーニン、
スターリン、中国の毛沢東、ベトナムのホーチミン、北朝鮮の金日成などの先例
がある。全て社会主義、共産主義を掲げた国ばかり。


◆共産主義の生みの親、マルクスは唯物論的歴史観に立って科学的社会主義
を唱えた。宗教を否定し、個人礼拝なども否定したはずだ。ところがこの思想は
旧ソ連で独自に変化していく。権力闘争、粛清の嵐、個人崇拝、いつしかレーニ
ンとスターリンは神格化され、永遠のミイラとして保存された。ソ連の思想、形態
等の路線は異なっても個人崇拝の形は中国、ベトナム、北朝鮮が模倣し、特に
北朝鮮は未だ奇形児の如く踏襲している。今、マルクスがこの現状を見たならば、
びっくりして腰を抜かすだろう。


◆そもそも故人の遺体を永久に保存しようという思想は古代エジプトで行われ、
日本でも一部仏教関係者の間で行われた時期があった。しかし一般常識では
故人の遺徳はあらゆる形で後世に残すことができるし、姿かたちも像を造って
残すことができる。肉体が滅んだら土に還すのが自然の定めであることは、人
類が歴史の中で培ってきたことだ。北朝鮮は21世紀の今、古代のミイラに相
通じることをやっている。民衆は飢えて苦しんでいるというのに。


◆何故こうしたことが罷り通るのか。宗教を否定した社会においてはそれに
代わるものとして故人を神格化し、宗教的なものに置き換えることが、支配す
る側にも、支配される側にも必要とされることなのか。泣き叫ぶ民衆の殆どは
演技だと云う。それならば莫大な金をかけずとも蝋人形でいいはずだ。


« 国宝彦根城と犬山城 | トップページ | 日本の「城」 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

 朝鮮半島(中国もかもしれない)には昔から葬儀に『泣き女』を雇う風習があると聞いたことがあります。
大声で泣くのがその仕事です。数が多いほど喪主の死者に対する哀悼の心が深く、死者の偉大さを表すのだそうです。
所謂「やらせ」の代表でしょうね。世界中があの情景を、本心だと思っている人はいないのではないでしょうか。

中国の葬式の「泣き女」は昔から有名ですね。究極の「やらせ」といっていいでしょう。下手な演技賞ものでしょう。
昔「世界残酷物語」という映画がありましたが、その中で登場していたような気がします。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1299847/43478160

この記事へのトラックバック一覧です: 金正日の死去:

« 国宝彦根城と犬山城 | トップページ | 日本の「城」 »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ