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2011年10月19日 (水)

TPP交渉参加問題

◆政府と民主党の間で、TPP参加問題について真っ向から対立し、先行きが
混沌としている。推進派は、「不参加」は貿易自由化の拡大を目指す環太平洋
諸国の枠組みからはずされ、貿易立国の日本の将来が危なくなると考える。
慎重派、というより反対派は日本の農業が壊滅的打撃を受けるので、「絶対反
対」だと主張する。


◆問題なのは、交渉分野は物品の関税を扱う農業、工業だけでなく医療、労
働、知的財産、金融サービスなど21の分野で交渉が行われており、参加する
ことのメリット、デメリットについて国民に詳しい情報が提供されていないことだ。
ルールを決める交渉に参加しないということは、日本の主張は取り入れられず、
不利な土俵で戦うことになる。


◆しかし、一方で反対派が主張するように自由化で関税が撤廃となると、現状
のままの日本の農業では立ちゆかなくなるだろう。食料の安全保障がなくなり
いざという時、食料危機に対応できるかどうか懸念される。だからと云ってただ
「反対」だけ唱えていれば政治家が務まるのか。政治家なら農業の在り方も含
め、国の将来や国際関係など総合的なビジョンを考えたうえ、TPPとどう取り組
むかを示さなければならないはずだ。


◆日本がもたもたしている間に、韓国はEUやアメリカ他、多数の国と二国間
自由貿易協定(FTA)を着々と締結し、「米」だけは例外として自国の生産を
守っている。その韓国や中国はTPPの参加交渉には入っていない。実に主
体的な政治の決断ではないか。近年、韓国の著しい台頭の一因は李大統領
のリーダーシップと決断にあることは間違いなかろう。


◆日本の政治が与野党、あるいは与党同士、互いに足を引っ張り合って、
総理は1年ごとにコロコロ変わり、何ごとも決められず先送り、考えることは
自党や自分の利益のことばかり。こうした政治の停滞が長年続き、日本の
力を著しく貶めた。その停滞が国民の立ちあがる気力さえ萎えさせてしまっ
たのだろうか。

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