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2011年9月26日 (月)

秋の夜長

◆「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく云ったもので、台風が去って、お彼岸も過ぎて
しまうと、すっかり秋めいて朝方はぐっと気温が下がり、時に眼が覚めてしまう。
今朝のTVが「富士山に初冠雪」と報じていたので、ドアを開けて眼を向けると
雲がかかって山頂は見えなかった。


◆五日前の台風で、狂ったような表情をした海は、まるでウソだったように穏や
かで綺麗な色を取り戻した。これからは日一日と夜明けが遅くなり、日一日と
日暮れが早くなる。毎年のことだけど。


◆子供の頃、陽が沈んだ後の秋の夕暮れは嫌いだった。外は急に暗くなり、時
に白装束の一団が団扇太鼓を叩きながら大声でお題目を唱え、いくらかの金子
を渡すまで立ち去らない。凄く怖かった。父親が会社から帰ってきて、一家団欒
の夕餉が始まる頃、やっとみんなに笑顔が戻ってくる。ラジオで「とんち教室」や
「三つの歌」、「君の名は」などを聞いていた。みんな貧しかったが、近所で何か
あれば助けあった。


◆昭和25年から30年頃にかけての話である。高度経済成長期に入る少し前の、
地方に活気があった時代だったと思う。その後、映画「三丁目の夕陽」の世界
に見られたように金の卵が都会に集まり、高度成長が始まった。日本全体が
活気に溢れ、ひたすら豊かさを求めて突っ走っていった。


◆あれから半世紀以上経った今日、日本は老齢期に入ったのか、すっかり活
気がなくなり、目標を見失った感がある。あの頃、半世紀先にこうなると誰が予
測しただろうか。歴史の流れは驚くほど速い。流れるままに身を任せるのか、
もう一度流れに棹差して、方向を見定めるのか、秋の夜長に考えてみるのも
よいことではないだろうか。

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