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2011年7月 1日 (金)

「美の壺」 湘南の邸宅

◆今日から7月。梅雨明けを前に真夏日が続いている。海辺に面した我がマンション
では、窓を開けておけば28℃くらいで、内陸部よりはいくらか涼しい。と云ってもこの
時期湿度が高く寝苦しいので、ついエアコンに頼ることになる。


◆昨夜NHKのBSプレミアム「美の壺」で湘南の邸宅を取上げていた。小田原から
葉山、横須賀あたりまで相模湾を取り囲むように面した地域が湘南と呼ばれ、明治
以降、政財界の大物や華族、文化人達が温暖な気候、海に面したリゾート的な気
分を愛し、こぞって邸宅や別邸を構えた。


◆番組では現在も残っている数少ないそれらの中から7つの邸宅を取上げ、どの点
が「美の壺」であるかを紹介していた。小田原からは大倉喜八郎の「共壽亭」、黒田
長成侯爵の「清閑亭」、田中光顕伯爵の「洋館別邸」(現小田原文学館本館)の3つ
が紹介された。


◆「共壽亭」(現在旅館山月)は明治・大正期の実業家大倉喜八郎(男爵)が大正
9年に建てた別荘。政商として一代で財をなした大倉はここを政財界の客をもてな
す接待の場としても活用。箱根・小田原に残る木工芸(寄木細工、透かし彫、木象
嵌などの木工技術)を天井、板戸、床、調度品などにふんだんに取り入れた。
番組ではこれに「美の壺」としてスポットを当てた。


◆「清閑亭」は福岡藩主直系の黒田長成侯爵の別邸。国の有形文化財に登録
されている数寄屋風の建物で、高度な技術を要するあじろ組みの天井、当時は
使われていなかった屋久杉の天井板等が紹介されていた。ついでながら現在
「清閑亭」は市の管理で、散策のついでに喫茶のために立ち寄ることができる。


◆田中光顕の「小田原別邸」(現小田原文学館本館)は以前何度かこのブログで
取上げたが、彼が96歳で亡くなる2年前の昭和12年に、以前から持っていた和風
の別荘敷地内に建てたもの。当時としては珍しい鉄筋3階建のスペイン風建築で
ブルーの瓦は全てスペインから取り寄せたという。1階と2階の南面に張り出した
サンルームや談話室は昭和初期のモダニズム建築の特徴を表わし、3階ベラン
ダにはある工夫を凝らしていたことを番組を見て初めて知った。


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