2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 山陽・山陰旅行ダイジェスト(3) | トップページ | 原発説明会で「八百長」続出 »

2011年7月27日 (水)

中国高速鉄道事故から見えるもの

◆「やはり」というか、「早くも」というべきか、中国高速鉄道で死者40人を出す追突
事故が発生した。事故発生から遺族への補償交渉に至るまでわずか4日間。この
間に中国の本質と最近の変化といったものが見えてくる。


◆まず、事故直後に穴を掘って先頭車両を埋めるという、とんでもない行動をした。
政府の指示か、鉄道省の指示か。いずれにしろ「都合の悪い証拠は隠ぺいし、事
故そのものに蓋をしてしまえ」という行動。そこに世界の眼という意識はなかった。
一連の映像が世界中に流れ、国内でもNETで様々な批判に晒されると、また掘り
起こしどこかへ移動。当面の批判をかわす糊塗作戦だ。


◆さらに事故原因の徹底究明なく30数時間後には運転再開、考えられない行動だ。
さすがに批判の声に押された形で当局は整備点検と運転管理体制の見直しを指
示したというが、そのまま運行継続して再度同じ事故が発生した場合のことを考え
ていなかったのか。


◆そもそも中国の高速鉄道は安全運転よりも「スピード記録」と「営業最長距離」を
誇示するための政治主導PRの手段でもあった。そのため政治日程に合わせた無
理な突貫工事と、役人のピンハネによる手抜き工事が恒常化していたという。また
通常3年以上を要する運転士の育成も僅か10日ばかりの促成で、実務に張り付け
られ、しかも運転士の数不足で長時間労働を強いられていた。さらに高度な運行
管理体制が必要なところ、未熟な体制で形ばかり整える・・これで事故が起こらな
い方が不思議で、起こるべくして起こった事故だった。


◆なによりけしからんのは各国の技術の協力を仰ぎながら、それを継ぎ接ぎし、
中国独自の技術だとして世界各国に特許申請すると云う厚顔無恥な、鉄面皮の
指導者達だ。信用が地に落ちた時の痛手というものを感じられるだろうか。


◆その指導者たちも、ひと頃は政府に対する批判は言論統制で全て圧殺してい
たが、NETが急速に普及した今では、それも逆効果であることを知ったのか、被
害者補償で矛先をかわそうとし始めた。しかし言論の自由や人権に目覚めた民衆
の動きは止めることはできない。近い将来、大きな動きが起こることは間違いない
が、軍による専制政治だけは御免蒙る。

« 山陽・山陰旅行ダイジェスト(3) | トップページ | 原発説明会で「八百長」続出 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1299847/40976038

この記事へのトラックバック一覧です: 中国高速鉄道事故から見えるもの:

« 山陽・山陰旅行ダイジェスト(3) | トップページ | 原発説明会で「八百長」続出 »